株式会社清次郎／イタリア厨房ドーノドーノ仙台泉店料理長石田恵久さん　仙台飲食人　キッチン編｜飲食求人情報グルメキャリー東北・北海道地域の飲食業界就職・転職求人サイト

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2015年10月掲載

イタリア料理への情熱を胸に
若手の指導と自己研鑽の日々です

イタリア料理への情熱を胸に若手の指導と自己研鑽の日々です

株式会社清次郎／イタリア厨房ドーノドーノ仙台泉店料理長石田恵久さん

　「イタリア厨房ドーノドーノ仙台泉店」の料理長を務める石田恵久さんが同店に勤め始めたのは、37才の時。20年間近い経験を積んだフランス料理からの転身だった。
　「妻子のある私にとって、この決断は大きな賭けでした。でも、イタリア料理をやってみたいという気持ちを抑えられなかったんです」と石田さんは振り返る。
　その後、石田さんはイタリア料理を猛勉強した。年下のスタッフにも教えを請うなど努力を続け、3年後には料理長を任されるまでになった。
　現在47才の石田さんは、厨房の若手を指導する立場にある。自分の駆け出しの頃と違い、今の若手は考えを遠慮なく主張する傾向があるという。その半面、丁寧に説明すれば納得して吸収してくれると石田さんは感じている。
　店では、スタッフが考案した料理をメニューに採用する試みを続けている。この試みが、若手にとっては大きなモチベーションになっているという。帰宅後も家で研究したり、食材の原価を検討したり、生産地のことを学ぼうとしたりするスタッフも多い。石田さんは料理長として、商品化に必要なことをアドバイスするなど、若い料理人たちの試行錯誤を後押ししている。
「せっかく料理に興味をもって働いているスタッフたちなので、とことん付き合いたいと思っています」
　石田さんのネームプレートには、「頑張る！37才」の文字がある。勤め始めた頃から変えずに使っているものだ。10年前の初心を胸に、自身の技能の向上と後進の指導に勤しむ毎日だ。

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