キッチンで働く仙台飲食人へのインタビュー

株式会社タカヤ／珈琲所コメダ珈琲店イオンモール名取店

店長　菅原弘行さん

新しい経験も苦しい時期もすべて成長につなげて未来をつくる

2020年3月掲載

　メガネ販売や飲食、食物販など幅広い事業展開を行っている株式会社タカヤ。菅原さんの最初の配属はサーティワンアイスクリームの店舗だった。
「飲食は未経験でした。最初は、すごく丁寧な言葉遣い、マニュアルにない言葉は何も言わないという、まさにマニュアル通りの接客をしていましたね（笑）」と、当時を振り返る。しかし、これではいけないと、「暑いですね」など、少し砕けた様子で話すように心掛けるようになった。
「あれから、お客様の気持ちを考えることを大切にしています。上司から『一生懸命やれば、お客様に伝わるよ』と言われ、単なる丁寧な言葉遣いにはない、心の込め方を知りました」

　2019年4月、地元秋田県の店舗で働いていた菅原さんは、名取市に新規オープンする『珈琲所コメダ珈琲店』の店長として抜擢された。「新しいことを任せてもらえることにうれしさでいっぱいでした」と話すが、慣れないカフェ業態、初めての店長業務、押し寄せるお客様が重なり、オープン当初は大変な毎日の連続だったという。

　しかし、「あの経験があるからこそ、安定した今の姿があると思います。お客様に寛げていただけていることを肌で感じるんです」と苦しい時期が成長の糧になったと感じている。
「多様な事業展開をしている会社なので、いろいろなチャンスも多い。今後も必要とされたら『ぜひ！』と喜んで何でもチャレンジしていきたいですね。でも今は、コメダ珈琲を仙台でどんどん展開していくための、先駆者のひとりとして役に立ちたいです！」