最終更新日 2019年01月17日

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フードサービス業界の労務相談

※各記事に関しましてグルメキャリー本誌掲載当時のものになります。法改正により、現在の内容と異なっている場合もございます。ご了承ください。

「健康保険の被扶養者の範囲について」

質問1

Q.

 私と別居している兄は失業中で収入がないため、毎月私が仕送りをしています。この兄を私が会社で入っている健康保険の被扶養者にすることはできますか。年令の制限などはあるのでしょうか。
【25才 女性】
答え

A.

 結論から申し上げると、別居中の兄をあなたが会社で入っている健康保険の被扶養者になることはできません。被扶養者と認められる親族の範囲は、「生計維持だけ」が条件の人と、「生計維持と同一世帯」が条件の人に分けられます。例えば、父母、祖父母、配偶者、子、弟妹などは、生計維持だけが条件となります。別居中の場合、認定対象者の年収が130万円(60才以上又は障害厚生年金3級程度以上に該当する場合180万円)未満で、被保険者の仕送り額よりも少なければ、原則として、生計を維持されていると認められます。一方、兄姉、継子、子の配偶者などは、生計維持に加えて同一世帯であることが条件になります。実の兄弟姉妹でも、兄姉と弟妹では条件が異なることに注意が必要です。したがって、いくら仕送りをしていても、別居中の兄を被扶養者とすることはできません。なお、健康保険の被扶養者認定に、対象者について年令の上限はありません。 (健康保険には、国が運営しているもの[政府管掌]と健康保険組合が運営しているものがあり、両者では被扶養者認定の基準が少し異なることがあります。お勤め先で確認してください。)
グルメキャリー83号掲載

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久野先生

特定社会保険労務士 久野 航 Wataru Hisano PROFILE

昭和46年生まれ。寿司職人、ファミリーレストランなど外食業界の勤務経験豊富。チェーン系居酒屋店長を経て、社会保険労務士として独立。現場での経験と法的な視点を持ち合わせる異色の社労士として、飲食業の労働環境整備に向けて日々奮闘中。

ひさの社会保険労務士事務所〒114-0023 東京都北区滝野川7-39-3 丸勝マンション201

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