最終更新日 2019年03月22日

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フードサービス業界の労務相談

※各記事に関しましてグルメキャリー本誌掲載当時のものになります。法改正により、現在の内容と異なっている場合もございます。ご了承ください。

「休憩時間中の外出に規制を設けることができるか」

質問1

Q.

 私のお店では、休憩時間中、制服のまま店外に出ることが禁止されています。ちょっと買い物に行くのにも、いちいち着替えるのは面倒です。この規則は法律上認められるのですか。
【21才 女性】
答え

A.

 労働基準法34条3項で、「使用者は休憩時間を自由に利用させなければならない」と定められています(自由利用の原則)。ただし、自由とは言っても、休憩時間は始業時刻から終業時刻の間の拘束時間中であり、完全に解放されているわけではありません。行政通達でも、「休憩時間の利用について事業場の規律保持上必要な制限を加えることは、休憩の目的をそこなわない限り差し支えない」として、一定の拘束を設けることを認めています。しかし例えば、「休憩時間中にお客様が来店したら仕事に戻らなければいけない」というのは、休憩の目的をそこなうものとして、自由利用の原則に反することになります。  また、別の通達では、休憩中の外出について許可制とすることについて、「事業場内において自由に休息し得る場合には必ずしも違法にはならない」としています。  ご質問のケースを考えると、店内にいる限り休憩時間を自由に利用でき、店外に出るのも着替えさえすれば認められるのならば、法律上問題は無いことになります。
グルメキャリー101号掲載

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久野先生

特定社会保険労務士 久野 航 Wataru Hisano PROFILE

昭和46年生まれ。寿司職人、ファミリーレストランなど外食業界の勤務経験豊富。チェーン系居酒屋店長を経て、社会保険労務士として独立。現場での経験と法的な視点を持ち合わせる異色の社労士として、飲食業の労働環境整備に向けて日々奮闘中。

ひさの社会保険労務士事務所〒114-0023 東京都北区滝野川7-39-3 丸勝マンション201

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