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有限会社 サワ

代表取締役 佐藤 孝

お客様の「ありがとう」を大切に
1つひとつ小さな縁をつないでいく

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佐藤 孝
- Takashi Sato -

1982年、東京都生まれ。工業高校卒業後、「天狗」などを展開するテンアライド 株式会社に就職。12年間勤務し、店長として経験を積む。29才で有限会社 サワに転職。「味の磯平」本店の店長を務め、一躍繁盛店をつくりあげる。2016年5月、代表取締役に就任。現在、大井町に3店舗を運営。今秋、青物横丁に4号店のオープンを予定している。


2019年9月掲載

専門店より美味しい"総合居酒屋"お客様に元気を与えられる店です

 店内の天井には、祭り提灯がずらり。夏祭りさながらの活気とにぎわいが伝わってくる。「味の磯平」全店に共通する"THE 居酒屋"といった雰囲気に、きっと多くの人たちは心躍らせ、引き寄せられるのだろう。

 現在、品川区大井町に3店舗を展開。さらに今秋、4店舗目の出店を控えている。

 この快進撃の秘けつとは? 佐藤氏の答えは明快だ。

「居酒屋は2通りに分かれます。高級な料理に満足して、ゆったりと安らげる店。ガヤガヤして会話の声すら聞こえないけれど、自然と笑顔になれる店。『磯平』は後者のほう。仕事で嫌なことがあっても、明日からまたがんばろうという気持ちになれる。お客様に元気を与えられる店です」

 老若男女、幅広い層から愛され、とりわけ地元のサラリーマンから厚い支持を受けている。イチオシメニューの牛モツ煮込みは、なんともサラリーマンなネーミングが楽しい。モツのみは平社員、卵をプラスすれば係長、さらに豆腐が加われば課長と、役職ごとにグレードアップ。会長ともなれば、さぞかし豪華なと思いきや......!?

「引退させられているんだから、スープだけ。0円です!」

 ワクワクするような遊び心がたっぷり。それでいて、料理はどれも一級品。馬刺しやふぐ刺しまで取り揃え、佐藤氏のこだわりが詰まっている。

「居酒屋のいいところは、いろいろなものをいっぱい食べられること。豊富なメニューを用意して、"総合居酒屋"という位置づけで営業しています。矛盾するようですが、"専門店居酒屋"でもありたいと思います。魚を食べても寿司屋さんより美味しい、肉を食べてもステーキ屋さんより美味しい、そんな店を目指しています」

経験を活かして4つの誓いを実践 圧倒的な繁盛店をつくりあげる

 大井町はもともと佐藤氏のホームグラウンド。この街で生まれ育ち、多くの人々と縁をつないできた。工業高校に進学し、父や兄と同じエンジニアの道を歩むはずだったが、「天狗」田町駅前店でアルバイトを始めたことが飲食の道を選ぶきっかけとなった。

「上場後、第1号の高卒社員として採用されましたが、6年間は平社員。ただ新店舗の立ち上げ部隊になり、全国を飛び回っていました。新しい業態をゼロからつくりあげる貴重な経験をしました。店長になってからは全国1位の売上を達成したこともあれば、クローザーとして店を閉めなければならない悔しさも味わってきました。今になって、こういうことだったのかと気づかされることがたくさんあるんですよ。『天狗』にいて、本当に良かったなと思っています」

 12年間勤めた大手居酒屋チェーンを離れる決意をしたのは他でもない。家族ぐるみのつきあいをしていた有限会社 サワの社長に声をかけられたからだ。

「社長は地元の有名人。『2人で組んで、店を始めないか』と誘われました。物件を見に行ってみると全く繁盛していない店でしたが、感じるものがありました。何をどういう配置にして、自分はどこに立ち、どんな営業をしているのか。将来像が思い描けたのです。信じられないかもしれませんが、地下の店へと続く階段にお客様が行列している姿まで見えました。モノクロではなく、カラーですよ(笑)。ここでやってみようと決めました」

 29才で「味の磯平」本店の店長を務めることに。ところが、想像とはかけ離れた現実が待ち受けていた。

「料理長は昔ながらの職人で夜9時に上がると、あとはお新香でも出して適当にカラオケというような店でした。私の後輩は雨の日も風の日も呼び込みに立っていましたが、お客様はなかなか入りません。手書き伝票でお会計のミスも多いし、自分がやりたいと思っていたことは何ひとつできない。我慢我慢の毎日が続き、オープンから5ヶ月が過ぎた頃、私は爆発してしまいました」

 雇われ店長ながら、料理長にクビを宣告して解雇。そこをターニングポイントとして店の改革・改善に着手する。

「知名度を上げるため、儲からないけれど、ランチを始めました。社員も増やし、深夜営業をやめて、ゴールデンタイムで稼げるお店に変えていきました」

 徐々に客足は伸び、急成長を遂げ、ついには圧倒的な繁盛店へ。大きな成果を出して、2016年5月、佐藤氏は代表取締役に就任する。

「なにも特別なことはしていません。社員にもアルバイトスタッフにも必ず伝えているのですが、『天狗』には『良いものを安く、早く、清潔に、最高の雰囲気で』という4つの誓いがあります。その考え方を実践しているだけです。私たちの一生懸命さが伝わったのではないでしょうか。お客様がみんな応援して、口コミで広げてくださり、今に至っているのです」

佐藤 孝さん

目標は「天狗」の正面に出店
共存共栄して恩返しをしたい

 今日も、佐藤氏は現場に立ち続けている。その姿を見つけたお客様に声をかけられたり、挨拶される場面も多いという。

「お客様との間に感動のエピソードなどはありませんが、『ありがとう』の1つひとつを大切に、小さな縁をつないできました。いきなりの満塁ホームランではなく、ヒットエンドランでこつこつ積み上げてきたのです。今も私に会いに来てくださる方が大勢いらっしゃいますが、これからは店長がそういう存在になってもらわなければ」

 今秋、4店舗目となる青物横丁店のオープンを予定している。大井町以外では初めての出店だけに、目が行き届かなくなる可能性も。店舗運営を担う人材の登用が急務となっている。

「店長の名刺を渡している社員はいますが、実は社内的にはまだ認めていません。いずれ独立して、家族を養えるようになってもらいたいからこそ、求めるレベルも高くなります。他の居酒屋なら全員、すぐに店長が務まるでしょう。一国一城の主として稼げるようになるには、自分から積極的にフードビジネスを学んでもらいたい。各店舗に本物の店長を立てることが今のテーマです」

 一方、若手の成長にも期待を抱き、新卒採用を計画している。

「元気とやる気のある、ハートの強い人と一緒に働きたいですね。知識や技術は後から学べばいい。マンツーマンでしっかりと指導して育てます」

 単なる店舗拡大のために、人材を必要としているわけではない。これまで着実に出店を進めてきたが現在、佐藤氏が目標とするところはただ1つ。この2、3年のうちに熱い想いを持って、勝負したいと意気込んでいる。

「『天狗』の正面か隣に出店したいと考えています。理由は大衆居酒屋はこうあるべきだという原点を思い出してもらいたいからです。それが私の恩返しになると思うからです」

370shop.jpg味の磯平 すずらん通り店(取材店舗)

有限会社 サワ
─ 店舗情報 ─

味の磯平 本店

住 所:東京都品川区大井1-1-16

電 話:03-5742-4322


味の磯平 すずらん通り店

住 所:東京都品川区東大井5-2-7

電 話:03-6433-2527


味の磯平 二葉町店

住 所:東京都品川区二葉1-10-11

電 話:03-6426-7527

URL:https://www.aji-no-isohei.com


現在3店舗展開中

文:西田 知子 写真:吉川 綾子

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