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最終更新日 2019年03月22日

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株式会社 ヨシックス

専務取締役 関東事業本部 本部長 吉岡 裕太郎

日本一の居酒屋チェーン実現に向けて
働きやすい環境づくりに取り組む

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吉岡 裕太郎
- Yutaro Yoshioka -

1988年、愛知県出身。大学卒業後、証券会社に就職。1年後、交通事故に遭ったのを機に、父(代表取締役会長・吉岡昌成氏)の営む株式会社 ヨシックスに入社。総務課長として、IPO業務に携わる。その後、管理本部本部長、建築事業部部長を経て、関東事業本部本部長に就任。関東エリア約100店舗の管理運営を担う。昨年6月、専務取締役に昇格。

2019年3月掲載

屋台でも、居酒屋でもない地域密着型で全国に多店舗展開

 なぜだかなつかしくあたたかい──全国に300店舗以上を構える大手チェーンを運営しながらも、ヨシックスが掲げるそのテーマは一軒一軒の店に浸透している。

「ここには、がんばっているおやっさんがいるんだろうな、なんて感じられませんか?」

関東エリア100店舗を統括しマネジメントを担う吉岡裕太郎氏はそんなふうに独特の空気感をたとえた。たしかに一歩足を踏み入れると、ほっとするような雰囲気が包み込んでくれる。

「ご覧になっていただければ、チェーン店ぽくない店だと思われるでしょう。屋台でも、居酒屋でもない。地元の人たちに愛される地域密着型の店を多店舗展開しようというのが、当社のコンセプトです」

スタッフのあたたかい接客はもちろん、内装や外観にも力を入れている。不自然さや奇をてらったところは何ひとつない、清潔感のある新品仕上げ。ただ角を削ぎ落とすことで、落ち着いた雰囲気がかもし出せるという。店内に飾られた手描きのふすま絵も、くつろいだムードを演出している。

こんなさりげないこだわりには、ヨシックスの原点が垣間見える。もともとは大手弁当チェーンの店舗の建築を請け負うため、吉岡昌成氏(現 代表取締役会長)が自らFC契約を結び、弁当店を始めたのが飲食を手がける第一歩。幼少期の吉岡氏にとっても「実家は建築会社」。一方、飲食事業は年々拡大し、上場準備を始めるまでに成長していく。

それを機に証券業界に関心を持ち、大学卒業後、証券会社に就職。ところが、営業マンとして活躍し始めた矢先、思わぬ事故に見舞われてしまう。

「交通事故に遭い、半年くらい寝たきりの生活でした。そのとき、父が上場準備をしている会社の決算書類を持ってきて、どういう会社なのか、今後どうなっていくだろうと話しあい、興味が湧きました。創業時からの組織をつくりあげる苦労を、子どもながらに見ていたのもあります。会長を手伝いたいという想いになり、決意しました」

IPOに向けて、総務課長として入社。「新卒2、3年目でいきなり課長職で入って同意してもらえるのか。反発を食らうのではないだろうか」と不安を抱きながらのスタートだった。

社員がストレスなく働ける職場をつくることが私の仕事です

 入社前の心配ごとはすべて杞憂に終わった。社員の誰もが吉岡氏を特別扱いせず、自然に受け入れてくれた。

「反発を受けなかった一番の理由は、当時専務取締役であった瀬川雅人氏(現 代表取締役社長)にそういう空気をつくってもらえたからだと思います。会議の場で質問を投げかけたり、私を常に一社員として扱ってくれました。それに、何が会社にとってプラスになるのかを考えながら、1人ひとりが前向きに仕事に取り組むというのが、ヨシックスの社風です。その人のバックグラウンドだけで判断して突っぱねたりしない。みんながニュートラルに接してくれました」

とはいえ、ときには違和感を覚えることも。とくにベテラン社員の多い建築事業部の事業部長を務めた際には、「ランドセルを背負ってあいさつしていた人が部下になる」という状況に。どこか引っかかりを感じながら、最も多くの学びを得た時期でもあった。

「一番大変だったのは資金を回収することです。掛売りの仕事なので、店舗ができてから代金を受け取るのですが、入金予定日になっても一向に振り込まれない。当時の吉岡社長から叱られました。証券会社で働いていたときは、契約をとりさえすればプラスと思っていました。契約をとった後、資金を回収しなければ会社として成り立たない。契約と資金回収はセットで考えなければならないと、その経験を通して学びました。結果的には、全額回収できて、社長室に報告に行くと、『どうや勉強になったやろ』と言われました。そういう学ばせてもらえる環境にあったのは、とてもありがたいことですよね」

その後、関東事業本部本部長に就任。現在、直営店の運営管理から新規出店の準備、人事評価まで担う吉岡氏は日々、多忙を極めている。

「ベースは現場。店の運営をチェックすることが、仕事の中心です。朝一に200人以上の社員から届く日誌に目を通し、問題があればすぐに対応します。スタッフの皆となるべくコミュニケーションする機会をつくるよう心がけています。特別な用事がなくてもオープン前に電話をかけたり、相談を受けると30分くらい話しこむときもあるんですよ。飲食全般がそうですが、当社は人ありきの産業です。ストレスなく働ける職場をつくることが、私の仕事だと思っています」

吉岡 裕太郎さん

前向きにチャレンジすれば
物事は必ず好転していく

2016年に東証一部上場を果たしたヨシックスは日本一のチェーンという理想の実現に向け、続々と新規出店を進めている。外食チェーンが超えられないといわれる"500店の壁"も、「今の規模感なら、3、4年後に達成できるでしょう」と、吉岡氏は断言する。

「直近の目標としては2022年3月末までに500店舗、将来的には3000店舗、売上1800億円を目指しています。これを達成できれば、日本で一番大きな規模の居酒屋チェーンが実現します」

今は、すでに先立ち500店舗の次のステップへ。「一皮むけないと壁を突破できない」と考えるからだ。

「新業態を開発したり、ランチ営業で昼の市場を開拓していきます。また、瀬川社長は海外視察し、進出する海外マーケットを探っているところです」

大きな目標を成し遂げる為に当然、吉岡氏にかけられる期待は大きい。自分自身の課題についても率直に語る。

「飲食の現場に関しては、学生時代のアルバイトしか経験がない私より他のスタッフのほうが強いのは明らか。では、私自身の存在価値はどこにあるのか。正直、まだ模索している段階です。ただ、現在もスタッフがどんどん増え続けるなかにあり、みんなが気持ちよく働ける仕組みやルールづくりを急がなければなりません。それを進めるのが最重要事項。働きやすい環境をつくることに集中したいと思います」

現在の社員数は700人。アルバイトも含めると従業員数は4000人近くになる。期待もさることながら、プレッシャーはいかほどか。そんな気がかりをよそに、吉岡氏は常に持ち歩いているという指針を見せてくれた。そこには「やり抜くネアカ」。30才の若きリーダーはどんな困難にも屈せず、軽やかに乗り越えていくにちがいない。

「どんな状況でも、仕事はやるしかない。そこで後向きな姿勢ではうまくいきません。明るく前向きな気持ちで取り組めば、物事は必ず好転していくと信じています。今、転職に悩んでいる人たちにも、ネアカにとらえてチャレンジしたほうが人生は楽しいよと伝えたい。しかも、その先の選択肢に当社が入っていればうれしいですね」

370shop.jpgや台ずし神田駅西口町(取材店舗)

株式会社 ヨシックス
─ 店舗情報 ─

や台ずし神田駅西口町

住 所:東京都千代田区内神田3-12-5 1F

電 話:03-6206-8813

や台ずし十条北口町

住 所:東京都北区上十条2-31-6 1F

電 話:03-3909-6933

や台ずし京成立石町

住 所:東京都葛飾区立石1-21-3 1F

電 話:03-3696-1622

や台ずし瑞江駅前町

住 所:東京都江戸川区南篠崎町3-1-7 1F

電 話:03-5666-0828

や台ずし大森海岸駅前町

住 所:東京都品川区南大井3-30-9 なあ・ま成岩1F/p>

電 話:03-3762-2828

や台や昭島町

住 所:東京都昭島市昭和町2-3-3 MSビル1F/p>

電 話:042-500-1868

や台や拝島町

住 所:東京都福生市熊川1396-2 第一森六ビル1F/p>

電 話:042-539-1885

や台や福生駅西口町

住 所:東京都福生市本町136-2 MC福生ビル1F/p>

電 話:042-539-2878

他、全国約310店舗展開中

文:西田 知子 写真:ボクダ 茂

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