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最終更新日 2018年12月13日

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株式会社 NATTY SWANKY

代表取締役社長 井石 裕二

お客様を笑顔にできて、感謝もされる
飲食業ほど、楽しい仕事はない!

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井石 裕二 - Yuji Iseki -

1974年生まれ、東京都出身。20才のとき田中竜也氏と出会う。その後会社員として働くも、独立を見据え退職。26才で田中氏が創業する際に出資し、2人で株式会社 NATTY SWANKYを立ち上げる。2011年にオープンした「ダンダダン酒場」は、以降、同社の主力業態となる。現在、同店はFCを含め全国60店舗にのぼる。

2018年8月掲載

誰もが好きな餃子をメインに据え 客層のさらなる広がりをねらう

 調布市の1号店を皮切りに急成長を遂げ、今や全国に60店舗を展開する「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」。運営する株式会社 NATTY SWANKYは餃子居酒屋という希有なマーケットのみならず、2017 年には「外食アワード」受賞、2018 年には「働きがいのある会社」ランキングにてベストカンパニーに選ばれるなど、企業としても注目を集めている。

 代表を務めるのは、井石裕二氏と副社長 田中竜也氏。24年前、2人は田中氏が修業するラーメン店にて店員と客として出会った。同い年の2人は意気投合し酒を酌み交わすようになる。

「僕にはその頃から『いつか自分で何かをやりたい』という漠然とした思いがありました。田中も将来は自分の店を出すことを決めていて、2人でいろいろ話すうちに、一緒にやったほうが大きいことができるんじゃないかという流れになったんです」

 かくして26才で、2人は会社を設立。以後、田中氏がラーメン専門店を、井石氏がダイニング・バーなどのアルコール業態を立ち上げ、ダブルトップ体制で運営してきた。しばらくはそれぞれの店が終わってから集まり、朝まで会議をし、再び店に戻るという状態が続いた。当時は、目の前の課題をクリアすることで精一杯だったという。

 そして2011年、井石氏が中心となり「ダンダダン酒場」を立ち上げた。

「餃子って、みんな大好きですよね。でも当時、餃子は街の中華料理屋かラーメン屋のサイドメニューでしかありませんでした。僕は、サイドではなくメインになれる、美味しい餃子を出す店をやりたいと思うようになりました。そんな店ができれば、学生さんも年配の方も来れるし、テイクアウトを設ければなかなか外食できない主婦の方にも楽しんで頂ける。それまで我々が行なってきたラーメンやバーといった業態から、さらに客層が広がると思いました」

理念を明確化し共有することで皆が同じ方向を見ることができる

 果たして、結果は大当たり。開店当日から長蛇の列ができた。

「餃子居酒屋という業態に自信はありました。でも、すごく不安でもあった。当時キャッシュを使い果たしていたので、コケたら終わりだったからです。でも開店当日から予想を上回るお客様が来てくださって、僕もスタッフもてんてこまい。嬉しい悲鳴でした」

 8坪で18席の小さな店ながら、毎日100人のお客様が来る街の人気店となる。すぐさま出店オファーもあり、2号店、3号店の話も進んだ。

 しかしその直後、東日本大震災が起こった。

「我々にとっても、危機的状況でした。相次ぐ出店でキャッシュはないし、世間の自粛ムードで客足は途絶えるし...『やばい、終わったな』と思いましたね。でも、やるしかない。毎日、その日を乗り切ることで精一杯でした。でも僕は経営者だから、スタッフを引っ張るという役割もある。暗く沈みがちなムードを打ち消そうと、必死に皆を鼓舞していましたね。地震で僕の家のテレビが壊れたんですが、今思えば、それがよかったのかもしれない。いろんな情報をシャットアウトすることで、必要以上に気持ちが沈むのを防ぎ、経営に集中できたからです」

 大きな危機を乗り越え、一歩一歩、着実に進んできた同社。「ダンダダン酒場」は主力業態となり、フランチャイズも含め全国的に展開。従業員数も、いまや100名を超える。

 これまで井石氏が担ってきたのは代表として経営全体のバランスをとること、そして採用や教育に力を注ぐことだが、その様相はここ数年で大きく変わりつつあるという。大きなきっかけとなったのは、2013年、経営理念を明文化したことだ。

「どんな仕事でも同じだと思いますが、特に飲食店は、人ありき。人とどう向き合うかを、僕は一番大事にしています。そのために会社の核となる考え方を明確にして、一人ひとりに理解してもらうことが重要だと考えたんです」

同社の理念は、向上心、好奇心、探究心、自立心、忠誠心の「5つの心得」として明文化された。好奇心なら「何人や何事にも関心を持ち、新しい事を発見する」というように、それぞれに具体的な指針が続く。

「言葉で頭に入ってないと必要なときに思い出せないので、スタッフには全部覚えてもらっています。理念を明文化したことで、会社が大事にしていることをスタッフと共有できるようになりました。皆が同じ方向を見て、ひとつにまとまれるようになったと感じています」

井石 裕二さん

理念を具体化していくために
さまざまな取り組みを積み上げる

 理念を共有するだけでなく、具体化していくために、同社はさまざまな取り組みを行なっている。たとえば、「読書感想文制度」。毎月1冊、課題となるビジネス本を読み、感想文を提出すれば3千円が支給される制度だ。

「毎月ほとんどのスタッフが提出してくれます。本を読むことで向上心を刺激してくれますし、僕らとしては、感想文に目を通すことでスタッフの仕事に対する向き合い方がわかることもあります」

 また、月に一度行われる「勉強会」は、店舗の枠を越え、横のつながりを増やす目的もあるという。

「飲食店は、店ごとにスタッフがかたまって、他店舗のスタッフと交流する機会が少なくなりがち。同じ階層のスタッフが、店舗の枠を越えて集まる『勉強会』は情報交換の大事な場です。4月は花見、夏は海の家と、勉強会を行なう場所も開放的ですが(笑)」

 ほかにも、「こんなことがやりたい」と好奇心や探究心をもつスタッフが、自主的にチームを作って実践する「チーム制度」もある。衛生管理をする「衛生チーム」や、フェスでの営業を行う「フェスチーム」、業務に関係のない「バスケチーム」などさまざまだ。

 社宅制度や強制5連休制度、お年玉制度、家族のいるスタッフの家に有機野菜を届ける制度など、サポート体制も充実している。

「僕のなかにいつもあるのは、『去年の自分たちに勝ちたい』ということ。そのために大切なのは、スタッフが毎日充実した心と笑顔で営業できるようにすること。いい営業ができれば、売上はおのずと上がるものですから。いろいろな取り組みは、それを実現するために少しずつ作りあげてきたものなんです。正直なところ、僕、飲食業ほど楽しい仕事はないと思ってるんですよ。もちろん大変なこともあるけど、お客様を笑顔にできて、感謝もされる、ものすごくやりがいのある仕事。残念ながら昨今は飲食業界に対する世間のイメージがあまりよくないけど、僕はそれを覆していきたい。『こんなに素晴らしい仕事なんだよ』と、伝えていきたいですね」

shop.jpg【取材店舗】ダンダダン酒場 代々木店

株式会社 NATTY SWANKY
─ 店舗情報 ─

ダンダダン酒場 代々木店

住 所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-22-3

電 話:03-6380-4469

ダンダダン酒場 青山一丁目店

住 所:東京都港区南青山1-3-6

電 話:03-5775-5522

ダンダダン酒場 吉祥寺店

住 所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-23-5

電 話:042-229-2755

ダンダダン酒場 東上野店

住 所:東京都台東区東上野3-17-8

電 話:03-5807-0758

ダンダダン酒場 渋谷店

住 所:東京都渋谷区道玄坂1-6-8 楠本第2ビル1F

電 話:03-5784-0696

ダンダダン酒場 北千住店

住 所:東京都足立区千住2-61-20 ビックイヤ北千住アネックス

電 話:03-5284-6525

ダンダダン酒場 新宿店

住 所:東京都新宿区歌舞伎町1-6-14 東通ビル1F

電 話:03-6233-8343

現在60店舗展開中(FC含む)

文:瀬尾 ゆかり 写真:yama

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