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最終更新日 2019年12月05日
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独立希望者必見!個人店オーナーからの熱いメッセージ

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儘 裏路地

女将 木村 美希さん

私たちの想いをつないでいく 若い人材を育てたい

木村 美希(Miki Kimura)

1974年、長野県生まれ。地元で公務員として勤務した後、25才で上京し、飲食の世界へ。居酒屋やイタリアンなど、幅広い業態で経験を積む。2007年3月、夫婦で三軒茶屋に「儘」をオープン。2017年3月、駒沢大学に移転オープン。


2019年11月掲載

元・築地の魚屋と野菜ソムリエ夫婦で営む空気感が魅力の和食店

 自由気まま、ありのままの「儘」と書いて、「マンマ」と読む。この心地よい響きの店名は、夫婦2人の想いを込めて決めたのだという。
「それに、"儘"は皿という字を含んでいるので」と、女将の木村美希氏。主に厨房を担当し、1皿1皿心を込めておもてなしする。

「まずは、美味しいのが第一です。お客様に対して、常に真面目でありたい。魚と野菜を中心に、背伸びしすぎない料理を心がけています」

 店主の木村真樹氏は元・築地の魚屋。女将は野菜ソムリエ。それぞれの分野のスペシャリストならでは、新鮮な素材の良さを存分に引き出した和食を提供している。
「長年、通われる常連のお客様に『ここのサラダが一番美味しい』と言われると、野菜ソムリエ冥利に尽きるなと感じます。野菜はちぎり方や刻み方1つで変わってくるもの。一手間かけたり、手を加えすぎないようにしたりの見極めが難しい。中には、そこをわかっていただける方もいらっしゃいます。お客様から『美味しかったよ』の一言をいただけるのは本当にありがたいことです」

 店内は木をふんだんに用いた内装で、やさしい温もりが伝わってくるかのよう。ライトアップされた中庭も、高級感漂う雰囲気を盛り上げる。50代、60代の本物を知る大人たちから支持を集めているというのも、なるほどと頷ける。

 ただ、以前の店の佇まいは全く異なっていたのだとか。古民家を改装したカフェのような、いかにも三軒茶屋っぽい若者向けの空間だった。

 2017年3月、お隣の駒沢の地に移転。今では、緑豊かな高級住宅街でもあるブランドエリアにしっくりと溶け込み、隠れ家的な人気店として注目を集めている。
「店主がホールに出ているのは大きいです。前の店では2人とも厨房に引っ込んで、ホールはアルバイトだけのときもありましたから。お酒の説明をしたり、こういうものがほしいというお客様のニーズにすぐに応えられる。お客様が何か食べ残された場合は理由をうかがって、その日のうちに反省もできます。彼はきちんと考えるタイプ。私は全然考えないタイプなんですけれどね(笑)」

 お互いに足りないところを補いあう、そんな理想的な関係の夫婦が切り盛りする店だからこそ、ゆったりと流れる空気感に多くの人々が引きつけられるのだろう。

自分のやりたいことと仕事が
一致しているのはとても幸せ

 飲食の世界では、25才の転身はやや遅めのスタートと言えるかもしれない。地元・長野で公務員として働いていた木村氏は、子どもの頃から好きだった料理を仕事にしようと、意を決して上京した。
「友人が死ぬか生きるかの大事故に遭って、自分も明日死んじゃうかもしれないのに、やりたいことをやらないで、何をやっているんだろうと思いました。初めは厨房を志望していたのですが、30才くらいまでの5年間はどっぷりホール。居酒屋やイタリアンなど、色々なお店で接客サービスの楽しさにハマりました。ただ、年令を重ねるうちに理想のお店のイメージがだんだんかたまってきて、オーナーの都合に従うのに疑問を持つことも増えていきました。そんなとき、友人に誘われて、起業を決意し、お店を立ち上げたのです」

 32才の時に2人で三軒茶屋に「儘」をオープンさせ独立の夢を果たす。駅から少し離れた立地で、しばらくは集客に骨を折る日々が続いた。
「今ならできると、勢いで独立しました。若かったなと思いますよ。ちゃんとした看板もないような店で、2年間くらいは大変でした。でも、広告を打つのも私たちの信条に反する。とにかく真面目にコツコツを続けていると、ちょうどグルメレビューサイトが始まった頃で良い評価をいただきました。3年目にはスタッフにも恵まれ、そこから先は苦労せずにやってこられました」

 言葉で表せば「苦労」となるが、いたってマイペース。ここまで苦労を苦労とも思わず、突き進んできたかのようだ。
「食材を見たり、お酒について勉強することも全然苦にはなりません。自分のやりたいことと仕事が一致しているのは、私にとってとても幸せなこと。いまだに料理本を読むのが好きですし、食に関するいろいろな情報に触れたり、食事に出かけて新しい刺激を受けるのも楽しい。『それ以外に趣味がないのか』と突っ込まれそうですよね(笑)。お酒に関しても、2人とも唎酒師の資格を持っているのですが、よくこんなに飲むなというくらい、毎日飲んでいます」

木村氏が考える女将としての心得

木村氏が考える女将としての心得

01 美味しさが第一

02 常に真面目な姿勢で

03 人の輪を広げる

ただお金を稼ぐためだけではない 働く喜びを体験してもらいたい

 移転後、客単価が自然にアップ。アッパー層のお客様が増加している。経営的には喜ばしいことだが、悩ましい一面もある。
「常連さんメインのお店になっているので、新規のお客様をもっと増やしたいと思います。ふらりと立ち寄って日頃の仕事の疲れを癒せるような、ふだん使いしていただけるお店にしたい。メニューも凝り固まらないよう、1人でつまんで楽しめる晩酌セットを新しく用意しました」

 現在のスタッフはほとんどが女性。穏やかな店の雰囲気も相まって、癒しの空間に似つかわしい。
「私が厨房に入っているせいか、気がつけば女性スタッフばかりになっていました。男性の尖ったカッコいい料理もすてきだけれど、女性ならではの丸みのある料理を支持していただいているのかなと思います。そんな料理を受け継ぐ女性もですが、男性も広く人材を迎えたいですね」

 夫婦で営む個人店ながら、複数の独立者を輩出している。店主と女将の双方から学び、吸収できる環境は夢に近づくための成長を約束してくれそうだ。
「若い人たちが挑戦できる場にしていきたい。私たちの想いをつないでいく人材を育てたいと思っています。飲食を志す人には、とにかくこの仕事が好きであってほしい。ただお金を稼ぐためだけではない働く喜びを得てほしいと願います。一緒に働くスタッフには、この店でそんな体験をたくさんしてもらいたいですね」

儘 裏路地

住 所:東京都世田谷区駒沢2-1-9

電 話:03-5432-9639

時 間:【火~土】17:30~24:00(L.O.23:00)
【日・祝日】17:00~23:00(L.O.22:00)

定休日:月曜日

交 通:東急田園都市線「駒沢大学駅」徒歩2分

URL:https://komazawa-manma.gorp.jp

文:西田 知子 写真:吉川 綾子

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