グルメキャリーで転職・就職に成功した飲食人インタビュー
有限会社 PUBLIC DINER 大衆食堂 加賀家食堂
坂本 淳さん
店の雰囲気がどんどん良くなって やりがいを実感しています
坂本 淳さん
41才 入社3年6ヶ月
前職/店長
現在/店長
1978年、埼玉県生まれ。専門学校卒業後、ラーメンチェーン店に就職。16年間勤務して、店長を務める。
2016年9月、有限会社 PUBLIC DINERに転職し、「大衆食堂 加賀家食堂」に配属される。昨年3月より、現職。
採用に至るまでの就職活動DATA
■活動期間2ヶ月 ■応募数 1社 ■内定獲得 1社
お店(会社)を選んだポイント
面接前に店を訪れて、インパクトを受けた。入った瞬間からスタッフの「いらっしゃいませ!」の声が見事に揃っていて、雰囲気がとても良かった。
2020年3月掲載
―入社した当初、戸惑ったことはありましたか?
やはり、1番はお店の雰囲気づくりです。入社前のオリエンテーションで、お客様とのコミュニケーションの大切さを改めて教えていただきました。前に勤めていたラーメンチェーン店は回転が早くて、アイコンタクトなども意識していなかったので、初めのうちはなかなか上手くできずに苦労しました。 それと、仕込みが必要なこともチェーン店との大きな違いです。以前は、セントラルキッチンで加工した食材を使っていました。ここでは1から仕込みをするので、自分にとって学びになることが多く、とても貴重な時間だなと感じています。
―昨年3月、店長になられたそうですが、何か変化したことはありますか?
自分の意識が変わりました。それまではいろいろ学ぼうという姿勢でしたが、今度は逆に指導して、お店をまとめなければならない立場ですから。20代から40代まで幅広い年令層の人たちが働いているので、意思疎通が難しい部分もあります。なかでも年下のアルバイトスタッフには、当たり前のことを言ったつもりなのに話が通じていない、なんてことも。そうならないように、普段からコミュニケーションをしっかりととるように心がけています。たとえば何か指示を出す場合は、なぜそれをする必要があるのかと必ず理由づけをして説明しています。
笑顔でお客様をお見送り。土日は家族連れの来店も多い。
レジ脇には、お子様向けサービスのキャンディも
用意されている。
―仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?
今日はスタッフがまとまっているなと感じる瞬間です。忙しいときに限って、不思議とあいさつの声がピタッと揃うことがあるんですよ。考えていることがみんな一緒、同じ方向を向いているんだなと思って、やりがいを実感します。 もともと「加賀家食堂」を選んだのも、面接の前に自分で来てみて、「いらっしゃいませ!」というスタッフの元気なあいさつの声にインパクト受けたからです。入った瞬間から、すごく雰囲気が良かったんです。今も、お店の雰囲気がどんどん良くなっているのを感じています。
―今後の目標を教えてください。
スタッフみんながまとまっているという瞬間をもっと増やしていきたい。一致団結した空気感があれば、もっと良いお店になるはず。簡単なことではありませんが、そこを目指したいですね。
そして、50年続く歴史のあるお店ですから、その伝統を守り続けること。これまで積み上げてきたものを崩さず、なおかつ、お客様の求めるメニューやサービスなど、今のニーズに合った店づくりをしていきたいと考えています。
有限会社 PUBLIC DINER
代表取締役 加賀﨑 勝弘さんの採用のキメテ!
当社では、人間性を重視して採用選考を行っています。
その点、坂本さんは実直で素直な人というのが第一印象。店長を務めていたので基本的なスキルがあり、人当たりも柔らかでした。現在、お客様対応はもちろん、スタッフへの指導もしっかりと行ってくれています。信頼関係を確実に築き上げているようです。ただ、性格的にやさしすぎる面があるので、もっと自信を持ってほしいですね。今後も店長として、さらにリーダーシップを発揮してもらいたいと期待しています。
大衆食堂 加賀家食堂
住 所:埼玉県熊谷市佐谷田2083
電 話:048-521-3618
時 間:ランチ 11:00~15:00
ディナー 17:00~22:00
定休日:無休
交 通:JR高崎線「行田駅」より徒歩23分
秩父鉄道「ソシオ流通センター駅」徒歩17分
文:西田 知子 写真:吉川 綾子
2020年03月05日 掲載