グルメキャリーで転職・就職に成功した飲食人インタビュー
株式会社 Apprenti キッチン フォーク
指田 真さん
独立を視野に入れ、学びの多い職場で日々邁進中!
指田 真さん
44才・入社2ヶ月
前職/キッチンスタッフ
現在/キッチンスタッフ
1975年東京都生まれ。ホテルの宴会場や街場のレストラン、病院など多様な場所で、主にキッチンスタッフとして20年以上経験を積む。独立を目指し、経営を学ぼうと2019年7月に「キッチン フォーク」入社。キッチンスタッフとして活躍中。
採用に至るまでの就職活動DATA
■活動期間1ヶ月 ■応募数 5社 ■内定獲得 5社
お店(会社)を選んだポイント
独立を考えているので、経営が学べるお店であること。加えて、一緒に働く人との相性など、働く上での居心地の良さも重視した。
2019年10月掲載
―転職先を探すにあたって重視した条件は?
独立を視野に入れているので、料理や接客だけでなくマネジメントまで店舗業務に関わるすべてを学べるお店を探していました。また、将来は自分の目が届く小さなお店をやりたいと考えているので、広くても30席ほどの規模というのも条件でした。
―「キッチン フォーク」を選んだ決め手は?
グルメキャリーの求人サイトや合同説明会で、この条件に当てはまるお店を探し、洋食店やバル、ホテルなどの5つに応募し、幸いにもすべて内定をもらうことができました。最終的に3つのお店でとても悩んだのですが、決め手になったのは一緒に働く人の人柄。「キッチン フォーク」のオーナー、阿部さんとは面接で肩ひじ張らずに話すことができたのが印象に残っていました。働く上で居心地がよくないと長く続けることができないというのは長年の経験からわかっていました。ここなら楽しく働くことができそうだ、と入社を決めました。
名物のローストビーフを盛り付ける指田さん。
このローストビーフを習得したいというのも
入社の決め手のひとつだ。
―入社して2ヶ月だそうですが、実際に働いてみてどのように感じていますか?
今は調理に関わることをひと通り任せてもらっています。仕事をする中で感動したのが、このお店では徹底的にシステムが効率化されていること。例えば、通常なら仕込みに2時間かかるようなソースも、たった10分で遜色ない味わいに仕上げるレシピがある。こうした工夫が随所に散りばめられており、当店ではオープンの1時間前に出勤すれば開店準備ができてしまうんです。これまで働いてきたお店は、オープンの2~3時間前、早朝から出勤して仕込みをしていて、飲食店ではそれが当たり前だと思っていたので非常に驚きました。その一方で、パスタにトッピングするトリュフは「これでもか!」と驚くような量をかけるなど採算度外視でサービスする場面も。業務を効率化する部分とお客様の満足を追求する部分のバランス感覚がすごい。このお店がオープンから3年で多くのお客様にご来店いただく繁盛店となっているのも頷けます。非常に学びの多いお店に転職することができたと日々実感し、モチベーションも上がりますね。
―今後の目標を教えてください。
まずは自分1人で厨房を回せるよう、作業のスピードアップをしたい。そして、ゆくゆくはこの店を経営面まで含めて私が1人でも管理できるレベルになるのが目標です。ここで独立に足る能力を身に着けたら、将来はお客様のリクエストに臨機応変に対応できるような、小さなお店をやりたいなと考えています。
株式会社 Apprenti 代表取締役 阿部 善雄さんの採用のキメテ!
求人を出す際、給料や休日など待遇の良さを打ち出すこともありますが、今回の求人募集ではモチベーションの高い人材が欲しかったので、「経営が学べる」など、独立志向の人からの応募が来るような切り口を意識しました。その点で指田さんは求める人物像にマッチしました。予想以上にスキルのある方で、「やらされている」感がなく主体的に動いてくれる。今後は料理のみならず、接客や経営面含めトータルで店を見るようになってほしいと期待しています。
キッチン フォーク
住 所:東京都台東区根岸2-21-14
電 話:03-6458-1229
時 間:水木金 11:30~15:00(L.O.14:00) 17:00~23:00(L.O.22:00)
月土日祝 17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:火曜日
交 通:各線「日暮里駅」より徒歩4分
文:大関 愛美 写真:吉川 綾子
2019年10月17日 掲載