グルメキャリーで転職・就職に成功した飲食人インタビュー
FISH HOUSE OYSTER BAR 目黒店
岩井 勇人さん
社長に直接カキについて質問できる。大企業にはない距離感がいいですね。
岩井 勇人さん
38才・入社1年
前職/キッチンスタッフ
現在/キッチンスタッフ
1976年、東京都生まれ。デパートで店舗ディスプレイを担当。その後アクセサリーデザインを6年間。インドやブラジルへも商談で出かけた。アクセサリー会社も起業。その後、飲食業へ。魚の和食店で1年を経験し、今回の転職となった。
採用に至るまでの就職活動DATA
■活動期間 2年 ■応募数 4店舗 ■内定獲得 3店舗
お店(会社)を選んだポイント
食材にこだわりがある会社に興味があった。カキはもちろん、パンひとつから手づくりしているので、自分が成長できる環境だと思いました。
2014年4月掲載
声が大きいですね(笑)。人見知りもなく、堂々としている感じがいいですね。
バンドでヴォーカルをやっていたんです。それに、アクセサリー業界にいた頃はインドやブラジルに出張していたこともあって、度胸みたいなものは自然と身につきました。
前職は和食で、今回はオイスターバー。今回の転職にはどのような意味があるのですか?
本部から加工された食材や完成した調味料が送られてくるお店だったんですね。現場でやることはそこにレシピどおりに手を加えて、盛りつけるような作業。次のステップはもっとゼロから手づくりできるような仕事場がいいと思っていたんです。この2年間ぐらいはそういう仕事場がないかなぁと、ずっとグルメキャリーさんを購読しながら探していたんですよ(笑)。
就活2年! 入社して1ヶ月ですが、今の担当は何ですか?
昼はじっくりと仕込みをやっています。なんでも手づくりなので勉強になります。そして営業時間が来れば、キッチンに立ってあちこち動き回ります。ここ数ヶ月でストーブを任されるようになりたいと思っています。
ホール経験もある岩井さん。「今はストーブ担当ですが、お客さまにカキをおすすめするホールもやっていきたいですね」
なぜ採用されたと思いますか?
面接の前に、できるだけ会社の情報を調べました。カキに特化している会社なので、食材へのこだわりとか、漁場はどこなのかとか、聞きたいことをさらに掘り下げて質問するように心がけました。前職の仕事場から直接面接に臨んだので、普段着だったし(笑)、見た目の印象はひどかったと思うんですけど、その会社の強みとは何かというテーマについて、真剣に質問をしたことが、もしかしたら好感されたのかもしれませんね。面接してもらう会社の事前調査。これはやはり大事なことだと思います。
カキの専門店ですよね。カキについての知識はどうやって覚えているんですか?
当社の社長は漁場に足を運び、漁師さんと顔を合わせてコミュニケーションを取っているんですね。そして社長みずから、現場にも立つんです。ですから社長に直接、カキについて質問できるんです。年に1回、研修旅行としてカキの漁場へ行くこともしているそうです。
今年、参加できたらいいですね。
行きたいですね~。漁師さんと話ができるなんて、貴重な体験ですからね。それにカキが水揚げされるところを見学できたら、ますます自分たちの扱っている食材に愛着が湧くでしょうね。
岩井さんを見ていると、何でもやったるで!っていう気迫を感じます。
基本的に自由人なんです。前職の仲間ともよく飲みに行くんです。休みの日もすぐ家を飛び出すタイプなんです。家でじっとしているのがいやなんですね。毎日、エネルギッシュに動いていないと不安になってしまう性格なんですよ。
そんな岩井さんの当面の目標は?
料理を覚えたら、その料理をもってホールに出て、お客さまにカキや料理の説明をして、楽しく食べていただくような接客もしていきたいです。
FISH HOUSE OYSTER BAR 林 泰宇さんの採用のキメテ!
書類面では、アクセサリー業をやっていたり、海外への出張も多いなど、経歴がユニークだったのがまず目を引きました。そして実際に会ったら、経歴以上に個性的だったのに驚かされました。声が大きく、パワフルで、人見知りがない。どんな現場にも溶け込めそうなキャラクターでした。その魅力的なキャラクターが採用の決め手でしょうか。入社して1ヶ月、当社のスタッフもみんな元気な人が多いのですが、岩井君がいるだけで店の雰囲気がパッと明るくなります。
FISH HOUSE OYSTER BAR 目黒店
住 所:東京都品川区上大崎2-17-4美都ビル1F
電 話:03-5719-5392
定休日:日曜日
時 間:平日 17:00~23:00
土・祝 15:00~23:00
交 通:各線「目黒駅」より徒歩2分
文:高木 正人 写真:ボクダ 茂
2014年04月17日 掲載