グルメキャリーで転職・就職に成功した飲食人インタビュー
株式会社 Big Sky Project 男のガチンコ厨房 おうげん
保谷 実さん
「この店、いいね」というお客様の お褒めの言葉が何よりうれしいです
保谷 実さん
34才・入社5ヶ月
前職/調理スタッフ
現在/主任
1978年、東京都生まれ。高校中退後、友人に誘われて始めた居酒屋でのアルバイトをきっかけに飲食の世界へ。料理の楽しさに目覚め、調理スタッフとして創作料理やそば、焼鳥等の経験を積む。昨年12月、「おうげん」に転職をする。
採用に至るまでの就職活動DATA
■活動期間 1ヶ月 ■応募数 1店舗 ■内定獲得 1店舗
お店(会社)を選んだポイント
とても身近に感じられる社長で、この人と一緒に働きたいと思いました。今後の店づくりに関して、考え方や方向性が一致したことも選んだ理由です。
2013年6月掲載
和食を中心に、いろいろなところで経験を積んでこられたんですね。お店にとけ込むのにも時間がかからなかったのではないですか?
そうですね。すぐになじめたと思います。ただ、最初はかけ声に戸惑いました。たとえば、「YES! お疲れ様です!」とスタッフ皆で声を揃えるのですが、少し照れもあって、声がなかなか出せませんでした。
オープンキッチンですから、お客様との会話も必要になりますよね?
話すのが下手なので、お客様にお声がけするのも初めは抵抗があったんですよ。でも、周りの人に教わりながら、少しずつできるようになってきました。最近では常連さんに声をかけていただいたり、「美味しかったよ」とか、「この店、いいね」とお客様に褒めてもらえるのが何よりうれしいですね。
苦手だったことが、今ではやりがいに通じるようになってきたというわけですね。その他に、仕事の醍醐味を感じるのは、どんな瞬間ですか?
店がうまく回っているときですね。アルバイトのスタッフに指示を出して、お客様に対してその通りちゃんと気を配ってくれたりとか、お客様が楽しそうに食事されている姿を見ても喜びを実感します。
仕入れによって刺身の内容が変わるので魚の種類などを必ず説明する。「お客様との距離が近いので、良い緊張感があります」
なぜ採用されたと思いますか?
自分を飾るのは苦手なので、面接にはそのまま自然体で臨みました。これまでどんなことをしてきたとか、前の職場について話したり、普通の会話しかしていないですよ。でも、その中で社長とやりたいことが一致しました。新店を出すにあたって、調理だけではなく数字の管理やお客様との接し方も学んでほしいと言われたのですが、自分自身もちょうどそういうことを身につけたいと考えていました。自分のやりたいこともしっかり伝えて、方向性が同じだったということが一番大きかったと思います。
アルバイトを指導しなければならない立場ですからね。ところで、主任になったのはいつ頃ですか?
入社して2ヶ月くらいです。
それは早いですね。
名刺を作ってもらって、できあがったのを見ると”主任”とあって驚きました(笑)。うれしさももちろんありましたが、それ以上に責任を感じました。
メニュー開発も担当されているんですよね?
はい、10品くらい新しく作りました。「里芋のゴマあんかけ」や「手羽先の甘辛がけ」は、とくに評判がいいんですよ。ただ、前に働いていたのが焼鳥屋だったので、どうしても鳥のメニューが多くなってしまうんですよね。
そこは「鳥料理なら任せておけ」として、逆に強みと考えればいいんじゃないでしょうか。最後に、今後の目標を教えてください。
アルバイトスタッフの指導ではコミュニケーションが不足しがちなので、もっと声をかけるようにしたいと思っています。2店舗目の出店も控えていますので、人を育てられるようになりたいですね。数字の管理など、経営面についてもしっかりと学んでいきたいですし、料理のクオリティーを低下させないようにもしたい。目標というより、自分にとっての課題がまだまだたくさんあります。
株式会社 Big Sky Project 代表取締役 高橋 良さんの採用のキメテ!
とても人柄がいいなというのが保谷君の第一印象でした。初めて会ったときから、自分の求める理想像に近い人材だと感じました。ビジョンを理解して、一緒に取り組みたいという前向きな姿勢が採用の決め手になりました。現在は、これまでの経験を生かしてメニュー開発を担当したり、テキパキと活躍してくれています。2店舗目の出店も予定していますので、今後はさらに経営面を学んで、数字の管理や人材育成を任せられるようになってもらいたいと期待しています。
男のガチンコ厨房 おうげん
住 所:埼玉県新座市東北2-39-24 サンモール桐1F
電 話:048-470-0511
定休日:年中無休
時 間:17:00~翌1:00(L.O.24:30)
交 通:東武東上線「志木駅」徒歩1分
文:西田 知子 写真:yama
2013年06月20日 掲載