グルメキャリーで転職・就職に成功した飲食人インタビュー
株式会社ROMANO
佐々木 龍介さん
元サラリーマンです(笑) いまはパスタづくりに夢中です。
佐々木 龍介さん
26才・入社4ヶ月
前職/建設会社社員
現在/キッチンスタッフ
1986年、川崎市生まれ。高校時代から飲食店のアルバイトをやっていたが、大学卒業後は建設会社に就職。3年間、マンション建設現場監督を務める。退職し、3ヶ月間ほど自分が本当にやりたいことについて考える。飲食業を生涯の仕事にしようと決心し「ROMANO」へ。
採用に至るまでの就職活動DATA
■活動期間 3ヶ月 ■応募数 1社 ■内定獲得 1社
お店(会社)を選んだポイント
中目黒の姉妹店「コロッセオ」に行ったとき、スタッフが楽しそうに仕事をしていた。こういう会社で働きたいと思いました。
2013年3月掲載
建設会社でサラリーマンをされて、飲食業へ転職。ずいぶんと大きな決心をされたんですね。
高校や大学時代に飲食店のアルバイトをやっていて、面白い仕事だなとは思っていたんです。それで、会社を辞めてからまる3ヶ月間考えました。自分が本当にやりたい仕事はなんだろう、もしかしたら飲食の仕事なんじゃないかって。
飲食の仕事は時間も長いし、大変じゃないですか。
今の時代はサラリーマンだって、残業とかあって、いろいろ大変ですよ(笑)。
先ほどから見ていると、スタッフのみなさん和気あいあいと楽しそうに仕事をしていますね。
そうなんです。チームワークがすごく良くて、初日からすぐに溶け込むことができました。いきなりパンつくって、と言われて粉の配合からやらされました。経験がないなんて言っていられない(笑)。どんどん経験させてくれる環境なんです」
年内には、すべてのパスタづくりをマスターします!
なぜ採用されたと思いますか?
私はサラリーマンからの転職組です。経験もないに等しく、年齢も26才。十代から飲食業を経験してきた人に比べて、スタートが遅いわけです。でも、だからこそサラリーマンを辞めてきたという一大決心とか、覚悟みたいなものがあります。また、スタートが遅いからこそスピード感をもって仕事を覚えていかなければ、という想いも強くあります。面接では、そういった意気込みをしっかりと佐々木シェフの目を見ながら語りました。会社側も、経験より熱意のある人を採りたいとのことだったので、私のような人間でも採用されたのだと思います。
今はもうパスタづくりまでやっているんですよね。器用なんですね。
いや、会社の教育方針なんです。経験よりやる気。すぐに実践させる。それぞれの持ち場の担当スタッフにつきっきりで、一つひとつ料理を覚えていくんですね。僕なんて飲食店デビューが遅いので、そのぶん1日でも早く料理を覚えたいわけです。だからこの環境がとてもありがたいです。
はじめてお客さんに出すパスタをつくったときは、緊張しましたか。
ドキドキしながらつくりました。そのパスタを僕がお客様のテーブルまでもっていきました。それでキッチンの影からそっと食べているところも見ていました。残さないで食べてくれるかな、なんて思いながら(笑)。きれいに平らげていただき、とても嬉しかった。感動しました。この喜びは、飲食の仕事ならではのものだと思います。
それにしても大箱のレストランですよね。忙しいでしょう?
宴会も多いのでチームワークが勝負です。でも大箱だからこそ、経験も2倍、3倍になると思っています。1日でも早くパスタをマスターしたいですね。そして、オープンキッチンなので、お客様とコミュニケーションを取りながら仕事ができるようになりたいですね。まだそこまで余裕がなくて(笑)。今回の転職は人生の大きな転換でしたが、思い切って決断してよかったと思っています。
ROMANO 統括シェフ 山寺 俊彦(やまでら としひこ)さんの採用のキメテ!
佐々木君は、経験はないに等しいですが、サラリーマンを辞めて飲食の仕事がしたいと大きな決意をもって面接に来ました。いろいろと話をしましたが、きちんと人の目を見てしゃべっていたところに好感が持てました。あいさつやちょっとした振る舞いなど、社会人として信頼できると思い、それが採用の決め手になりました。実際に仕事をしてもらって、野球をやっていたらしく、体力もガッツもありますね。当社ではどんどん料理を経験してもらう指導法です。多くの経験を積んでいってほしいですね。
ROMANO
住 所:東京都品川区西五反田1-5-1野村証券ビルB1F
電 話:03-6417-0543
定休日:年中無休
時 間: 11:30~15:00(L.O.14:00)
18:00~翌3:00(L.O.翌2:00)
交 通:交通 各線五反田駅より徒歩1分
文:高木 正人 写真:yama
2013年03月21日 掲載