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「渋谷横丁」in 渋谷ミヤシタパーク 誕生ストーリー

未来都市渋谷を象徴する商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」に
昭和の横丁が誕生!
世代を文化で繋ぐ「横丁プロデューサー」インタビュー!

シャッター街の再生、「恵比寿横丁」より12年。
横丁プロデュース集大成は新生渋谷商業施設!
全国ご当地グルメ×産直専門店×エンタメ
全19店舗、8月4日一斉オープン!

今や「横丁」と言えば、様々な商業施設で一区画のコンセプトタイトルとして用いられているが、本来の「横丁」が持つ“古き良き昭和の大衆文化”の概念を現代に再現、定着させたのは間違いなく「恵比寿横丁」である。2008年5月、放置されたシャッター商店街を20軒が軒を連ねる酒場街として再生。新旧の“世代を越えたたまり場”としてオープンから12年経った今も尚、その賑わいは衰えない。その「恵比寿横丁」を皮切りに「有楽町産直横丁」、「RIB/OCEAN HOUSE」など、都心に数々の“たまり場”を生み出してきたヒットメーカー㈱浜倉的商店製作所 代表 浜倉好宣氏がいよいよ大舞台に招かれた。2020年8月4日、渋谷「宮下公園」再開発事業で新設される商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」1F、全長100m、総面積1000㎡のスケールに、横丁ブランド最大規模の集大成「渋谷横丁」をオープンさせる。それは冒頭で述べたコンセプトタイトルとしての「横丁」ではなく、全19店舗が並ぶ“朝まで飲める本来の横丁”である。未来都市への開発が進む街「渋谷」の新しいランドマークとなる商業施設に“昭和の横丁”を創るという前代未聞のプロジェクトの経緯、プロデュース概要、ビジョンを聞いた。本プロジェクトはおよそ、数々の土地開発に携わってきた敏腕の開発幹部によって企てられたものと思いきや、意外にもそのきっかけは一人の新人女性社員の提案だったという。

株式会社 浜倉的商店製作所 浜倉 好宣

株式会社 浜倉的商店製作所
代表取締役 総合プロデューサー 浜倉 好宣 Yoshinori Hamakura

1967年横須賀生まれ京都育ち。18才で京都駅内の古びた飲食店のリニューアルを担当。早くもプロデュース能力の片鱗を見せる。90年代、成長期の飲食企業各社の幹部を務め、2008年独立。「株式会社 浜倉的商店製作所」を設立。同年オープンした「恵比寿横丁」を皮切りに、社会的ストーリーとミッションを具現化した数々の独創的なヒット店舗をリリース。その功績が評価され、「外食アワード2009 中間流通・外食支援事業者賞」を受賞。日本居酒屋協会 副会長就任。著書に『僕は人も街も再生する酒場のプロデューサー』(商業界)がある。

一人の新人女性社員の思いが繋いだ
業界の歴史を変える一大プロジェクト

――「渋谷横丁プロジェクト」の経緯を聞かせてください。

2014年の春、三井不動産商業施設担当の“彩ちゃん”が「渋谷宮下公園の再開発に『横丁』はどうでしょうか?」とヒアリングに来てくれたのがきっかけです。彩ちゃんとは、彼女が新卒でビールメーカーに入社された時からの知り合いで、当時から個人的にも恵比寿横丁をよく利用されていました。今の会社に転職し、今回のプロジェクト担当になった際、ふと「この商業施設に恵比寿横丁がピッタリ!」と思ったらしく(笑)。渋谷再開発の開発事業者を決めるコンペに向け「商業施設のシンボルとなる横丁のプロデュースが可能か?」という話でした。

恵比寿横丁

▲渋谷横丁オープンのきっかけとなった恵比寿横丁(2008年)

――どう答えたのですか?

「再開発の新しい商業施設にできる?」と(笑)。そもそも、そんな話が本社幹部の方々からOKが頂けるとは思えませんでした。私のプロデュースするギラギラした飲食店は一般的に見て非常識なことが多く、当時、商業施設には不向きだと思っていましたので。その時は笑い話として盛り上がりました。ただ、今考えると彼女は本気でした。

2008年5月、シャッター街として放置されていた恵比寿西口「旧山下ショッピングセンター」を13店舗が連なる(現在拡張し20店舗)酒場街として再生。現代「横丁ブーム」の金字塔。
▶▶恵比寿横丁の詳細はこちらから◀◀
「24時間365日営業」「一坪に客席4席」「スタッフのファッション自由」など飲食店の既成概念を覆す独自の営業スタイルを展開。
2019年10月、新設された「メッツホテル秋葉原」内に産直フードホール「ジャパンキッチン アキバ」をオープン。
▶▶ジャパンキッチン アキバの詳細はこちらから◀◀

――それが現実の計画になるわけですよね。

まだ計画段階とはいえ、上層部の思い切った決断に驚かされました。若い女性社員の本気に会社が動いた、ということでしょうか。ただ、おそらく計画が進むにつれ、建築上の諸問題で「白紙になるかも」とは思いましたが、大変ありがたいお話なので具体的な出店計画を聞かせていただきました。

――計画を聞かれていかがでしたか?

施設1F路面、渋谷駅から原宿方面に向かう裏通りの線路脇、当時自転車置き場だった通路も客席として使える全長約100mのゾーンに約20店舗の出店が可能。「横丁」をやるには最高の立地でした。「RAYARD MIYASHITA PARK」は「ららぽーと」に続く、三井不動産の新しい商業施設ブランドの第1号物件。もし「横丁」が出来たなら、業界の既成概念が大きく変わるのも事実。当初は様々な飲食店を誘致し“コンセプト横丁”にする計画でしたが、「恵比寿横丁」を視察されるうちに“これを再現できないか”となり、進行しました。

RAYARD MIYASHITA PARK レイヤードミヤシタパーク

▲RAYARD MIYASHITA PARK

――「恵比寿横丁」は再現できますか?

プロデュースした私が言うのもなんですが、無理です(笑)。まず、新築物件の規制で不可能なのですが、「恵比寿横丁」は家主、20軒のテナントオーナー、現場スタッフ、業者さんなど、関係者全員の思いが合致し“商売共同体”となった“奇跡の横丁”です。オープン時の出店業態や出店場所を公平に決めるために全員で“ジャンケン”しましたから(笑)。それを真剣に、笑いながら受け入れる人達で成り立っています。

渋谷の再開発を懸けた新築の商業施設に「横丁」として19軒の個人飲食店オーナーをハンドリングするやり方では、“普通の横丁”になってしまいます。私が考える“次世代へと繋がる横丁”をつくるためには、横丁全体をマーケットニーズに変化させ、“未永く文化となる場所”を作らなければ意味がない。という強い方針を理解していただき、まずは我々が環境全体をプロデュース、直運営する事で合意に進みました。

――商業施設での出店は問題が多かったですか?

やはり山積みでした(笑)。もちろん、お互いに覚悟の上でしたが、日本を代表する商業施設「ららぽーと」を手掛けてきた三井不動産の皆さんと、「街の酒場」を手掛けてきた我々との“生きてきた環境の違い”のギャップから、我々の提案に皆さんが“目を丸くされる場面”が多かったですけれども、大変ご理解とご協力をいただきました。

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ご当地グルメや産直店が集まる渋谷横丁には「本物の力士」が腕を振るうお店も!?
驚きの新業態にも注目!

2020年07月30日 掲載

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