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株式会社 グッドスパイラル

代表取締役 熊谷 光裕

世のため人のために働いてこそ
永続的な成長が可能になる

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熊谷 光裕
– Mitsuhiro Kumagai –

1971年、山形県生まれ。高校卒業後、電力会社に5年間勤務。25才で上京し、大手外食産業を渡り歩き、25業態を経験する。上京時の目標通り、2500万円の自己資金を貯めて、35才で独立を果たす。2006年、株式会社 グッドスパイラルを設立。翌年6月、第1号店「串焼き もんじろう」を渋谷にオープン。現在、5業態9店舗を展開中。


2019年11月掲載

いかに世の中に貢献できるか フォー・ユーの精神で取り組もう

 渋谷の小さな焼き鳥店からスタートし、設立5年目にして4店舗目をオープン。原点を忘れず、着実な成長を遂げ続ける組織のリーダーとして、以前にも熊谷氏は本誌に登場している。

 それから8年の歳月を経て、グッドスパイラルはさらに深く大きく進化。現在、5業態9店舗を展開中。ますます勢いを増す同社の店が、多くの人々に支持される理由とは?
「売上も利益もなければ困ります。でも、それは最優先のものではありません。売上と利益は世の中に貢献した結果、確保できるもの。フォー・ミーではなくフォー・ユーの精神で仕事に取り組んでこそ、永続的な成長が可能になるのです」

 ここでいう「ユー」とはお客様であり、取引先であり、従業員一人ひとりでもある。すべてにおいて、”人ありき”がベースになっている。
「お客様は、たくさんある飲食店の中からわざわざ選んで足を運んでくださっているのです。売上至上主義で原価を下げて、満足は二の次のような商売はしたくないですよね。『楽しい時間を過ごせた』『元気をもらった』と、笑顔で帰っていただきたいじゃないですか。スタッフに対しても、オーナーが『俺はもっと稼いで、豪華な生活をしたいから働いてくれ』と言って、働いてくれるわけがない。
『一緒に働いて充実した人生を送ろうよ』と伝えれば、この人は自分の人生のことまで考えてくれるんだと感じて、頑張ろうという気持ちになるでしょう。たくさんの人に『この店で仕事ができてよかった』『働けて幸せでした』と思ってもらえる会社にしたいと考えています」

 どうするべきかと判断に迷ったとき、「世のため、人のため」が熊谷氏の基準になっているという。躍進を続けるグッドスパイラルの強さの秘けつは、こんなところにあるのだろう。

理想は100%全員が優秀な会社 求めるのはモチベーションMAX

 これまで熊谷氏の指揮のもと、数々のプラスの連鎖が生み出されてきたに違いない。一方で経営には波がつきもの。危機的状況に陥ることもあった。
「3年くらい前、従業員が急増して、私の想いが届かない案件が多くなってきました。いろいろな疑問や不安、不満が現場にあふれてしまったのです。離職が増え、店の運営が立ち行かなくなりかねない状態でした」

 そこで講じた策は、「とにかくコミュニケーションをとること」。月1回の店長会、週1回の幹部会など、なるべく交流する機会を増やした。

 昨年から開始した勉強会もその1つ。社員をはじめパートやアルバイトスタッフも参加して、ビジネスについて学び合う場を設けている。
「毎月、講演会などに出かけて自己研鑽しているのですが、そこで得たものを共有する会を開いています。たとえば、労働集約型ビジネスは成長が不可欠。特に外食産業は参入障壁が低いため、中小企業の集まりで常に戦国時代のようなもの。だから、会社を大きくしていかなければならない。では、どうすれば大きくできるのか。この業界の大企業のほとんどはファストフードなどの低価格。圧倒的に顧客が多い市場にターゲットを絞っている。つまり、富裕層相手のビジネスでは大きくなれないということ。したがって、私たちが会社を大きくするための戦略は低価格であること。もちろん低価格の店はたくさん存在するけれど、グッドスパイラルには他にないものがある。お客様から『ここだけだよ』と言われるようなキラーカードを持っている。だから、これからも独自性のある、低価格で良心的なブランディングをしていくことが重要になってくるのです」

 戦略や方向性を打ち出す際にも、噛み砕いて講義をする。外食企業の多くは目標などを設定しているが、代表自らここまで丁寧に説明してくれるケースはそうないだろう。
「人は説得しても動きません。なるほど、そうすれば自分ももっと幸せになれるんだと納得すれば、誰も見ていなくてもやってくれる。ただ、時間はかかりますよ。話さないことには伝わりません。何度も何度も繰り返し話をしていくことで、社風というものがつくられていくのだと思います」

 組織運営に必要とされる、いわゆる『働きアリの法則』も熊谷氏は受けいれない。ともに働く仲間たち、一人ひとりに期待を寄せる。
「組織は2:6:2で2割は優秀、6割は普通、2割はダメなやつでできているとかいわれるけれど、私の理想は100%、全員が優秀な会社です。確かにIQや技術ではそういう面もあるかもしれませんが、求めるのはそこじゃない。エンゲージメントやモチベーションは全員MAXであってほしい。そのためには、泥くさいコミュニケーションを重ねていくしかありません」

外食産業の社会的地位を高めて 充実した幸せな人生を送ろう

 次のステージへステップアップするために、熊谷氏が今、一番力を入れているのは組織づくり。労働環境の整備にも取り組んでいる。
「実質労働時間を短くするために、調理オペレーションを簡素化しました。お客様に満足いただけるクオリティは大前提ですが、一品料理を全部見直し、仕込み時間の短縮を図りました。働き方改革に沿った心と体に余裕のある環境を用意しています。ただ、理想とするのは仕事が楽しくて仕方がない環境です。頼れる仲間がいて、お客様からたくさんの『ありがとう』をいただき、会社に強制されるのではなく、やりたいことがいっぱいあって、もっと仕事がしたいと思えるような職場にしていきたいと考えています」

 そのためにも、急務の課題は「自分の分身を育てる」こと。事業拡大が続く中、多岐にわたる業態全体をコントロールするにはやはり限界がある。
「今後、業態がさらに増えれば、各業態を子会社化して、社長を立てます。たとえば、イタリアンならイタリアンだけを追求する一点集中です。そのうえで、それぞれの会社ごとに蓄積したノウハウを共有すれば、おもしろい発見があるかもしれません。相乗効果を発揮できるでしょう」

 現在も年内に2店舗の出店計画が進行中。5年以内に、FCを含め50店舗展開を視野に入れている。そして、飲食の仕事を社会からリスペクトされるように変えていくのが、熊谷氏の目指すところ。それには人材が鍵になる。

「優秀な人材を輩出することが外食産業の地位向上につながります。お客様から、かっこいいと思われるスタッフであってもらいたい。『グッドスパイラルで働いている』と言えば、『すごいね!』と憧れられるような会社にしていきたいですね。そんな人生を送りたい、充実した幸せな人生をつかみたいという方は一度、話を聞きに来られませんか。一緒に働く仲間になれたなら、うれしいと思います」

370shop.jpg串焼処 佐五右衛門 別邸(取材店舗)

株式会社 グッドスパイラル
─ 店舗情報 ─

串焼処 佐五右衛門 別邸

住 所:東京都渋谷区道玄坂1-5-9
レンガビル3F

電 話:03-6808-0609

串焼き もんじろう

住 所:東京都渋谷区恵比寿1-11-5
ジェムズ恵比寿4F

電 話:03-6455-7390

道元坂 コックマン

住 所:東京都渋谷区道元坂2-25-14
堀田ビル1F

電 話:03-6416-9458

道玄坂 漁

住 所:東京都渋谷区道玄坂1-6-5
九鬼ビル1F

電 話:03-6809-0991

IL Ritrovo

住 所:東京都渋谷区宇田川町31-1
ヒューリックアンニュー・シブヤ9F

電 話:03-6712-7420


上記含め、現在9店舗展開中

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文:西田 知子

2019年11月05日 掲載

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