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株式会社 ユニバーサル・ダイニング

代表取締役社長 呉 成煥

お客様がいて、働く仲間がいるから
会社は大きくなって、永続していける

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呉 成煥
– Oh Song Fan –

1968年生まれ、東京都出身。高校卒業後、知り合いの会社のビリヤード屋で店長を務め、その後、賃貸の不動産会社に就職。1年弱、経験を積んだ後、売買を扱う不動産会社に転職し、27才で自ら不動産を扱う会社を起業。2003年、友人と後輩と一緒に「アセットインベスター」を設立し、2017年「ユニバーサル・ダイニング」として独立。

2019年2月掲載

サッカー選手を夢見た少年は バブル全盛期に不動産の世界へ

 不動産の世界から飲食の世界へ…。異色とも言える経歴を持ちながらも、現在、前会社「アセットインベスター」から新たに飲食部門を扱う会社として独立した「ユニバーサル・ダイニング」の社長として、手腕を振るっている呉氏。そんな彼の幼少時代はというと。 「実家でおふくろがお好み焼き屋さんを切り盛りしていたのを間近で見ていたので、自分は飲食業だけはやらないと思っていました。ものすごく苦労していましたからね(笑)。だから、学生時代はサッカー選手になりたかった。とは言え、高校生にもなると自分の実力が分かってきて、その夢もどこかに消えていました」  高校卒業後、予備校に通うも、学生時代にスポーツばかり打ち込んでいた呉氏は勉強についていくことができず、入学して半年後には中退。知り合いの会社が経営するビリヤード屋さんで働くことになる。 「20才ぐらいになると、やっぱりちゃんと就職しなくてはいけないという気持ちになり、そのことを先輩に話すと『今は不動産の景気がいいから、不動産をやれば』と言われたんです。ちょうどバブル全盛期か、そのちょっと前ぐらいでしたから」

 そして、賃貸の不動産会社に就職をした呉氏だが、売買のほうが面白いのでは…という考えから転職。その会社の先輩が独立するのに伴い呉氏をハンティングするも、バブル崩壊とともに会社は倒産してしまったと話は続く。 「結局、知り合いの会社に戻ることになり、そこの不動産の仕事を手伝うようになったんです」

 それから幾年かの月日がすぎ、呉氏は現不動産会社の前身となる会社を立ち上げ、さらに不動産の仕事に本腰を入れるべく社名を「アセットインベスター」に変更。同社の現社長である東氏と後輩とで新たな道を歩みだした。

「でも、会社を設立したときはまだ自分が飲食の仕事をすることになるなんてまるで思っていませんでした」

 しかし、会社設立からそんなに時間がかかることなく、呉氏は飲食の世界に足を踏み入れることになる。

料理をつくることはできないけど味をジャッジする自信はあった

東京駅八重洲口で、毎日のように行列をつくっている「炭火焼ホルモン ぐう」。このお店こそ、前会社「アセットインベスター」が飲食事業をスタートするきっかけになったブランドであり、呉氏が飲食の世界に一歩踏み出すことになった店舗でもある。 「『ぐう』は今、所有権は『アセットインベスター』にあって、うちの会社が受託して運営するという形態をとっています。なぜ『ぐう』を始めることになったかというと、きっかけはすごく単純なんですが、不動産の仕事をしている中で『ぐう』の本店となる物件が手に入ったんです。本来ならば、売るか貸すかの2択なんですが、東と後輩と話していくうちに自分たちでお店をやってみようか…という流れになったんです」

 しかし、最初から焼肉ホルモンをやろうという話ではなかったと呉氏は言う。当時、立ち飲み屋が大ブームだったことから、漠然と立ち飲み屋なら協力して運営できるのではないか。そう話し合いは行われていた。 「僕たちは料理ができないんですが、後輩が飲食経験のある友人を偶然連れてきたんです。店をやれる箱もあって、料理ができる人間もいるのなら、本格的に飲食店の話を進めていこう…となりました。それから毎日のように立ち飲み屋を偵察に回ったんですが、どうもピンとこなくて(笑)。じゃあどうしようか、となったとき、自分たちは在日朝鮮・韓国人だし、やっぱり焼肉でしょう!と結論に至ったんです」

 小さい頃から焼肉を食べる機会が多かったという呉氏は、焼肉の味のジャッジにはかなりの自信があった。また、石を投げれば当たるほどの確率で焼肉屋を経営している知り合いも多かったため、仕入れや細かい技術などを聞くことも可能だった。だからこそ、焼肉屋を経営することに対する不安はなかったのだそうだ。 「後輩の友人を焼肉屋で修業させている間に僕らは店の工事などを始めていました。そのあと2ヶ月は味の品評をするための試食会を行い、さらに1ヶ月プレオープンして知り合いを呼び倒して毎日満卓の状態をつくり、スタッフを厳しくトレーニングをしました」

 その効果もあり「ぐう」はオープン早々、お客様で毎日いっぱいになる。

「僕らは料理に関しては素人。だから、僕らがお客様の立場になって居心地が良くて、おいしくて、そしてまた来たいと思う店。そこにこだわりました」

 そして2017年、呉氏は現会社「ユニーバサル・ダイニング」を立ち上げて、さらに飲食の世界を追求していく。

呉 成煥さん

これからも仲間を大事にしたい
目指すのは、永く愛される会社

「独立は、したいからしたというわけではなくて、不動産事業部と飲食事業部は分社化したほうがいいという話になったからなんです。『ぐう』がどんどん展開していく中で仲間も増えたこともあり、会社を守らなければならないと感じた部分もありました」

 「ぐう」を運営するまで飲食業の経験がなかった呉氏は、飲食経営の勉強をもっとしなければと痛感し、セミナーや外食経営の塾に通い、飲食に関する知識や情報を身につけた。

「知識を身につけて実践すると、お店はどんどん良くなるんです。そして飲食の世界の楽しさを知り、やりがいを感じるようになりました。不動産の仕事はダイナミックで面白いんですが、飲食は根付いて、永続していく仕事なのでより魅力を感じましたね」

 そんな呉氏が、社長として今、必要だと感じていることとは? 「基本は、人、物(商品)、金、情報。この4つを司ることができれば無敵ですよね。人の心をつかみ、商品をクリエイトして、資金調達をして、情報を常にアップデートする。これがすべて円滑に行えれば、最強の社長になれるでしょうね」

 「ユニバーサル・ダイニング」には大切な経営理念がある、と呉氏は話す。 「ワンフォーオール、オールフォーワン、オールフォーハッピーという言葉をあげています。一度『ぐう』の経営が傾いたときスタッフを集めて合宿をしたんです。そのとき全員にどういう会社にしたいのか…と聞いたところ『仲間を大事にできる会社』と答えたんです。そこからこの理念が生まれたので、これが変わることは決してないし、ずっと大事にしていくつもりです」

 現在、「ぐう」よりもライトに展開できる業態として「もつ焼きよし田」を経営している呉氏の今後の夢は。 「『ぐう』と『よし田』の両輪でやっていくこと。そして、社員が安心して長く勤められる会社づくりをすること。仲間がいるから会社は大きくできるし、永続していけると僕は考えています」

362shop.jpg【取材店舗】炭火焼ホルモン ぐう 八重洲はなれ

株式会社 ユニバーサル・ダイニング
─ 店舗情報 ─

炭火焼ホルモン ぐう 八重洲本店

住 所:東京都中央区八重洲1-7-3

電 話:03-5255-3729

炭火焼ホルモン ぐう 八重洲はなれ

住 所:東京都中央区八重洲1-7-5 太田紙興八重洲ビル6F

電 話:03-3516-3729

炭火焼ホルモン ぐう 渋谷店

住 所:東京都渋谷区渋谷3-27-11 GEMS渋谷9F

電 話:03-3486-3729

もつ焼 よし田 門前仲町店

住 所:東京都江東区富岡1-26-13-101

電 話:03-3642-2989

もつ焼 よし田 菊川店

住 所:東京都墨田区菊川2-8-8

電 話:03-6659-2456

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文:安藤 陽子 写真:小野 順平

2019年02月07日 掲載

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