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自家製「サングリア」は違法?求人・自家製「サングリア」は違法?転職情報 グルメキャリー

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今回のご相談内容

自家製「サングリア」は違法?

注意!「酒税法違反」の可能性があります。


現在、飲食店のジャンルとしてその人気が定着している「バル」業態。

今回は、夏になるとバルのメニューとしてよく提供される「サングリア」のお話です。サングリアとは「ワインにフルーツやスパイスを漬け込んだワインカクテル」のことです。お酒が苦手な女性にも飲みやすく、インスタ映えもするので、他店との差別化を図るため「自家製サングリア」を提供するお店が年々増え続けています。

この自家製サングリア、実は“違法”の可能性があるのです。本来、お酒を造るには免許が必要です。無免許でお酒を製造すれば、いわゆる「密造酒」を作っている事になり、罰せられます。(十年以下の懲役又は百万円以下の罰金)

ただ、これには例外があり、『BARや居酒屋等、酒類を提供する店が自店で提供する事を目的とし、店内でアルコール度数が20度以上の蒸留酒類と一定のもの(米、麦、ぶどう、別の酒等以外)を混ぜる限り免許は不要』というものです。(※その場合でも、税務署への届け出や、作った数量を記録しておくなどルールがあります)

例えば、「焼酎で作る梅酒」、「ウォッカにレモンを漬け込むリモンチェッロ」等は、酒類免許がなくても飲食店で提供可能なのです。

しかし、サングリアはワインがベースです。ワインはアルコール度数20度以上でも蒸留酒でもありません。つまり、上記の例外には当たらないため、製造や提供には免許が必要となるのです。

また、『飲む直前に酒類を混ぜる場合は、そもそも製造に当たらない』というルールがあります。これはBARでカクテルを作るような場合を想定しています。(その場でフルーツを入れたからといって一瞬で発酵したりしませんからね)

しかし、サングリアは飲む直前ではなく、事前に作り置きしますので、この例外規定にも当たらないことになります。

結局のところ、ほとんどの自家製サングリアは「違法の可能性が高い」のです。因みに、免許は製造しようとするお酒の種類ごと、また、製造所(店舗)ごとに取得する必要があり、免許の取得には、管轄税務署より「経営状況」、「製造技術能力」、「製造設備」等の審査、免許を受けた後も1年間の最低製造数量基準を満たしているか等の審査があり、一般の飲食店が独自で取得するのは非常に難しいと思われます。

2020年08月06日 掲載

>>前回までのご相談内容

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石﨑先生

飲食店専門弁護士 石﨑 冬貴(Ishizaki Fuyuki)

1984年生まれ。東京都出身。神奈川県弁護士会所属。
東京弁護士会食品安全関係法部会所属。

一般社団法人フードビジネスロイヤーズ協会代表理事。日本料飲外国人雇用協会理事。
賃貸借契約から、労務問題、風評被害、漏水まで、飲食店の法務を専門的に取り扱う弁護士の第一人者。

弁護士法人 横浜パートナー法律事務所〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通7 合人社横浜日本大通7ビル8F

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