イタリアン|和食|カフェ|居酒屋|寿司|オープニングスタッフ募集|個人店|海外募集など
飲食店の正社員・アルバイト求人サイト「グルメキャリー」

MENU

「食べログ」の評点方法の変更のせいで売り上げが落ちた!?求人・「食べログ」の評点方法の変更のせいで売り上げが落ちた!?転職情報 グルメキャリー

飲食店専門弁護士 石崎冬貴のドタキャンされましたよね。

予約の無断キャンセル、理不尽なクレーム、器物破損等々…
お客との様々なトラブルに対し 「泣き寝入りする必要はない」
「お客と店は平等」を掲げ、様々な依頼に取り組み続ける
飲食店専門弁護士の第一人者、石﨑冬貴の実録連載

今回のご相談内容

「食べログ」の評点方法の変更のせいで売り上げが落ちた!?

公正取引委員会は異例の意見書を提出しました。

今回は、「食べログ」の評価方法の問題点についてです。

グルメサイトといえば、ぐるなび・Hot Pepper・食べログの3つを筆頭に、Rettyや一休などが有名ですが、やはり評価が数値化される食べログの影響力は大きいと言えるでしょう。飲食店は、食べログからの送客を期待できる一方で、その評価に一喜一憂しなければなりません。

以前から、食べログの評価方法については疑問が投げ掛けられており、食べログもその考え方について回答しています(https://tabelog.com/help/score/)が具体的な評点の算出方法(アルゴリズム)についてはオープンにしておらず、企業秘密ということでした。

しかし、2020年5月、ある外食チェーン企業が、『食べログのアルゴリズムの一方的な変更をきっかけに、運営する店舗の点数が軒並み激減し、月平均約2,500万円も売り上げが下がった』として、食べログを相手に訴訟を起こしました。企業側の主張は、『食べログがチェーン店を対象に意図的に点数を下げる“チェーン店ディスカウント”というアルゴリズムを設定した』というものです。

食べログはこの裁判の中で、アルゴリズムを開示しましたが、あくまで裁判の中に限って開示したのみで、その内容は公表されていないため、結局よく分かりません。ただ、食べログのQ&A(https://tabelog.com/help/faq_service/)を見る限り、以下のようなことが分かります。

①評点は単純な平均ではなく、書き込んだユーザーの影響度を加味して算定される。
②有料会員・無料会員で、使用するアルゴリズムは同じであり、その数字を食べログが意図的に変更することはない。
③評点のランキングは、お店が食べログ有料サービスに加入しているかどうかに一切関係なく、公正中立に表示される。
④“やらせ業者”に左右されないアルゴリズムを使用しており、業者が絡んでいる動きがあれば、アカウントの停止や口コミ削除を行う。

要は、『意図的に特定店舗のアルゴリズムを変えることはない』という事です。ただ、アルゴリズム自体を変えることはできますから、答えになっているような、なっていないような曖昧な部分がある事は否めません。今回の裁判で争われているのもその部分で、チェーン店が不利になるアルゴリズムを設定した場合、チェーン店に対する不当な取扱いではないかということです。

この裁判では、公正取引委員会が「評価の点数を算出するアルゴリズムの一方的な変更で、特定の店舗の評価が大きく下がるなどすれば、独占禁止法に違反する恐れもある」という意見書を出したようです。

アルゴリズムは評価の方法・基準ですから、それを変えれば当然評点が下がる店もあれば、上がるお店もあります。それ自体はおかしくないものの、特定のお店を狙い撃ちするようなアルゴリズムの変更はおかしいということになります。その線引きはどうなのか、結局のところ変更の目的や合理性、評価が下がる店舗に対する不利益の程度といったものを総合的に考慮し判断されることになろうかと思います。

現在、グルメサイトがGMB(グーグルマイビジネス)やInstagramなどのSNSに押され気味と言われていますが、とはいえ食べログは未だ外食市場の巨大なインフラになっており、多くの飲食店の命運を握っているといっても過言ではありません。だからこそ、ユーザーや掲載店など、関係するステークホルダー全員が納得できる評価方法を考えてほしいですね。

 

 

2022年04月21日 掲載

>>前回までのご相談内容

グルメキャリーへの求人掲載はこちら
飲食店オーナー・経営者のみなさまへ

飲食店の日々のトラブルを弁護士が解決!

石﨑先生

飲食店専門弁護士 石﨑 冬貴(Ishizaki Fuyuki)

1984年生まれ。東京都出身。東京弁護士会所属。

一般社団法人フードビジネスロイヤーズ協会代表理事。日本料飲外国人雇用協会理事。
賃貸借契約から、労務問題、風評被害、漏水まで、飲食店の法務を専門的に取り扱う弁護士の第一人者。

プロフィールはこちら

法律事務所フードロイヤーズ〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-2-2東宝日比谷ビル9階

お問い合わせはお気軽に!
E-mail:ishizaki@foodlaw.jp URL:http://food-lawyer.net TEL:03-4540-6513 FAX:03-6850-8643