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独立希望者必見!個人店オーナーからの熱いメッセージ

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食・酒 がんも亭

店主 小野木 一彦

日本橋の人気店主が構える『オヤジのワンダーランド』

周辺企業のサラリーマンが常連として通い続ける店

小野木 一彦(Kazuhiko Onogi)

1967年生まれ、神奈川県出身。高校卒業後、「食」について学ぶため大学の農学部に進学。卒業後は某大手企業の財務部にて3年間勤務。退職後、知人の居酒屋で3年間修業し、30才で日本橋に「がんも亭」を構える。2017年には「がんも亭 別館」をオープン。

2018年11月掲載

周辺企業のサラリーマンが常連として通い続ける店

 東京・日本橋のすぐそばにある居酒屋「がんも亭」。看板メニューの「がんもどき」をはじめ、自家製豆腐などの創作料理が人気だ。清潔感があり居心地のいい店には、毎晩、近隣のビルに通うサラリーマンが集い、にぎわっている。

 しかし本当の一番人気は、オーナーである小野木氏だろう。軽快なトークと、相手を思いやるあたたかな人柄で、周囲の雰囲気をたちまち明るく変えてしまう。

「昔はよく、『おまえ、トイレの100ワットだな』とからかわれました。40ワットの電球で十分なトイレに100ワットの電球、つまり『無駄に明るい』ってこと(笑)。まぁ、暗かったり無表情だったりするより、『トイレの100ワット』って言われるくらいがいいのかもしれません。僕たちがお客様にご提供するのは、料理だけでなく『場所』でもあります。お客様には来たときより気分よく、楽しい気持ちでお帰りいただかないといけない。明るい、楽しいと言ってもらえるのは光栄なことです」

 小野木氏が「がんも亭」を構えたのは、21年前。今でこそ日本橋は老舗とショッピングビル、オフィスビルが同居する人気の街だが、当時は違った。

「この店がある通りも昔はすごく暗くて、人の行き来も、飲食店もほとんどなかったんです。独立に向けて物件探しを始めたのは29才のときですが、この場所を紹介されたときは正直『まじかよ』って思いましたね(笑)。ただ、僕は『付近にサラリーマンが多いこと』、『1階であること』にこだわっていて、その条件にはぴったりだったんです。なのでこの場所に決めたのですが、『こんなところで店を始めて、大丈夫?』といろんな人から心配されました(笑)」

 そんなまわりの心配をよそに、「がんも亭」にはオープン当初からひっきりなしにお客様が入った。今でも、それは続いている。

「今も、当時から常連として通ってくださっているお客様が少なくありません…というか、うちはリピーターのお客様がほとんどなんです。昔からの常連さんが部下の方を連れてきてくださったり、お知り合いにうちの店をすすめてくださったり。独立直後は厨房にいたのですが、常連のお客様とお話ししたり、業者との連絡、取材などへの対応などがあって、しだいにフロアにいるようになりました」

リピーターになるのは「オヤジ」

オヤジにウケなきゃ始まらない!

 オープン当初から、「がんも亭」のお客様は、近隣の企業に勤めるサラリーマンが中心だ。

「うちのコンセプトは、『オヤジのワンダーランド』。最初から、サラリーマンの方にリピーターになっていただくことを想定していました。毎日のように食べていただくことを考えると、濃い味よりあっさりした味のほうが飽きないし、できるだけ添加物のないものがいい。だから、自家製豆腐などの創作料理をメインにした店をやろうと思ったんです」

 一般的に、ヘルシーな創作和食は男性より女性に人気があるイメージだが――。

「毎日、席を埋めてくださるのは女性ではなく、オジサンたちです(笑)。食に関しては、基本的に女性のほうが浮気性ですよね。ランチへ行くにも、今日はカフェ、明日はパスタ…と変えていくでしょう? 一方、男性は毎日同じ場所で食べる人がほとんど。僕もサラリーマンの経験があるからわかるけど、上司に飲みに連れてってもらっても、『またこの店かよ』って感じですから。基本的に、オヤジは、気に入った店から動かない。だからオヤジにウケれば大丈夫です(笑)」

 リピーターを獲得するために、人気のない裏通りであってもオフィスタウンの1階にこだわり、毎日食べられるヘルシーなメニューを中心とする…その才覚は、小野木氏自身がサラリーマン時代に磨いたものだ。

「大学卒業後の3年間は、某大企業の財務部で働きました。当時、30才までに飲食業で独立したいと思っていたのですが、大学時代をいい加減に過ごしてしまって。なので、短期間で経営に関することを覚えたいと思い、『死ぬほど働かせてください』と上司に頼み込みました。独立する人の多い会社だったので、上司も理解を示してくださり『死ぬほど働かせてやる』と(笑)。このご時勢、あまり大きな声では言えませんが、入社直後から夜中まで残業して、仕事が終わると飲みに連れて行ってもらう毎日でした。同期のなかには辞めて行く人もいましたが、僕はその生活がすごく楽しかったですね。仕事内容も、飲みに行くのも、すべてが自分の糧になることでしたから。若かったからできたことだとは思いますが」

小野木氏が考える経営三箇条

小野木氏が考える経営三箇条

01 正直者であれ- 人にしたことは自分に返る

02 こだわりを捨て、常にお客様の目線に立つ

03 「商い」は、「飽きない」。楽しみを見出すこと

自信を裏づける「勉強」と「努力」それをいかす「踏み出す勇気」

 小野木氏は3年で会社を退職した。その後、居酒屋の調理場で3年間修業し、30才で独立を果たした。そんな小野木氏に、「独立すること」についての考えを聞いた。

「僕のところにも、将来独立することを見据えて修業にやってくる人がけっこういます。みんなそれなりに料理はできるんだけど、経営のことになると何もやっていないことが多いですね。どんな物件にするか、家賃の相場はどれくらいか、保証金はどうするのか…そんなときは僕が一からアドバイスするのですが、事業計画書が書けるくらいまでになるとけっこう自信がつくみたいです。独立して辞めてしまうのは、店としてはつらいけど、僕としては喜ばしくもあります」

 小野木氏いわく、独立を目指す人のほとんどは、一歩踏み出す勇気が足りないという。

「僕からすると『何をもたもたしてるんだ』と思うことが多いんです。一歩踏み出すにはある程度の自信がないとできないし、自信をつけるには勉強と努力が必要。そうして身につけたことも、一歩踏み出さないと生きてはこないんです。要するに、チャレンジ精神が常に必要だということ。現状をよりよくしていこうという気持ちがないとね」

 そんな小野木氏、今でも日々挑戦しているという。

「飲食店は単純作業も多いので、飽きちゃう人も多いんです。どんな商売にも言えるけど、何事も、そこに楽しみを見出せないと続きません。その点、僕の仕事は楽しみが尽きません。いろんな業界、職種の方が来て、利害関係がないからいろんな話をしてくれる。本より映画より面白くてエキサイティングな話を惜しみなく聞かせてもらえて、『ありがとう』と言ってもらえて、その上、お金までもらえる(笑)。こんなに最高の仕事はないと、心から思っています」

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食・酒 がんも亭

住 所:東京都中央区日本橋室町1-1-5 日本橋ビル1F

電 話:03-3270-3199

時 間:月~金11:30~13:30、17:30~23:00
土曜日17:30~22:30

定休日:日・祝

交 通:地下鉄半蔵門線「三越前駅」徒歩1分
地下鉄銀座線「日本橋駅」徒歩3分
JR・地下鉄各線「東京駅」徒歩8分

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文:瀬尾 ゆかり 写真:ボクダ 茂

2018年11月15日 掲載

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