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独立希望者必見!個人店オーナーからの熱いメッセージ

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Dobro(ドブロ)

代表取締役 川崎幸樹

あの店に行けばみんな知っている、安心できると言われる店づくりをしたい。

いつも笑顔でお店に立って 人の輪をつなげていきたい

川崎 幸樹(Satsuki Kawasaki)

1967年、東京都生まれ。大学卒業後、電力会社に勤務。社内公募制度により、新潟県十日町の当間高原リゾートに出向。2002年、ワールドカップサッカーでクロアチア代表チームのキャンプ地となった施設の受入れ責任者を務めたのを機に退社。翌2003年、有限会社Dobroを設立し、日本で唯一のクロアチアレストラン「Dobro」をオープン。

2017年2月掲載

サッカーW杯が人生の大転機 大企業から未経験でオーナーに

 格式ある優雅な店がまえ。扉を開くと、大理石の階段が別世界へ誘う。”アドリア海の真珠”と謳われるクロアチア。日本人にはまだ馴染みの薄い国だが、「ドブロ」は美しい異国の佇まいをそのままに伝えている。 「お客様から『クロアチアのリビングのように居心地がいいね』と、お褒めの言葉をいただくんですよ」

 外観から内装、家具や調度に至るまで、川崎氏のこだわりが詰まっている。コース料理が中心となる2階は自ら壁を取り払ったり、色を塗り替えたという。ゆったりとくつろげる、まさに手づくりの空間だ。半地下の1階は青い海に臨む街の風景画に彩られ、よりカジュアルな雰囲気。そして、ショーケースには記念のサッカーボールが飾られている。

 2002年、日韓共催のワールドカップ──この大イベントが日本に唯一のクロアチアレストランが誕生するきっかけとなった。

 当時、大手電力会社に勤務していた川崎氏は新潟県十日町の当間高原リゾートに出向。クロアチアのナショナルチームのキャンプ地となった施設の受入れ責任者を務めたのだ。

「ワールドカップが終わって休みをもらえたので、キャンプしていた人たちの国が見たくなり、クロアチアへ行きました。仲良くなったナショナルチームの人とのお酒の席で、ほんの冗談のつもりでした。『将来は日本で料理屋でもやりたいんだ』と言うと、事務局長から『日本にはクロアチア料理の店がないから、やってみろよ』とすすめられたのです」

 帰国後、「冗談のつもり」のはずが「それもいいかな」と考えるように。周りの人々の反対を押しきって、12月に退社。翌2003年には、京橋に店を構える。大企業のサラリーマンから一転、飲食業界ほぼ未経験からの立ち上げだった。

“日本唯一”のレストランとして

注目を集め、展望を広げる

 店舗を借りるにも何十軒と断られ続け、オープン直前にはクロアチアから呼び寄せたシェフがホームシックになって戻ってしまったり……。「ドタバタ劇の始まりでした」と、川崎氏は振り返る。

「その頃は店の前に国旗も出していなければ、クロアチア料理とも書いていない。外から見えない重い木の扉に全部がクローズ。何屋かわからない店のドアなんて怖くて誰も開けられませんよね(笑)。メニュー構成も値段設定もわからないので、このくらいでいいかと決めて、たまにお客様がいらしても料理はなかなか出てこない。すべてド素人のやり方で、今から思えばお金をいただくのが申し訳ないようなクオリティでした」

 ノーゲストが何日も重なり、スタッフも「ドアが開くとびっくり」という有り様。それでも、”日本に唯一”のレストランが注目を集めないわけがない。前職で培った経験や人脈が思わぬ形で活かされた。 「ワールドカップの取材対応で新聞社やテレビ局の人とつながりができていました。最初に取り上げられたのは朝日新聞の東京版です。新聞の反響がまだまだ大きい時代でしたし、年配の方が切り抜きを持って来られたり、そこから連鎖して他の雑誌の取材も受けるようになりました」

 評判が広まり、客足は徐々に安定。恩師の助言を受けて、「1年間食べていける蓄え」を用意しておいたこともプレッシャーを取り払ってくれた。何より自分で選んだ”好き”を仕事にする満足感は大きかった。 「2年間、自分の給料は10万円くらいでした。でも、好きなことを毎日やっているのだから、お金を使う必要もないし、使う時間もない。ただ、一生懸命がんばってきただけです」

 14年目を迎えた今では、知る人ぞ知る人気のレストランに。大使館にもネットワークを広げ、さまざまなイベントに関わる機会も増えている。 「この仕事の一番の魅力はサラリーマンでは知り合えないような人と親しくなれること。大企業の経営者や政治の世界の方とも垣根なくお話しできるのは楽しいですね。一国の大使と一緒に食事をするなんて、以前の自分には考えられませんでした」

 オープン当初と今も変わらないのは”日本に唯一”であること。クロアチアに関わることなら何でも、あらゆる案件が持ち込まれる。レストラン経営だけに留まらず、川崎氏には大きな展望が広がっているようだ。

高倉氏が考える経営三箇条

川崎氏が考える経営三箇条

01 常に考え続ける

02 お客様の目線で見る

03 人とのつながりに感謝する

クロアチアへの社員旅行を計画中 次の目標は現地でのイベント開催

 もうひとつ、スタート時から一貫していることがある。全員が正社員というスタッフの体制だ。そこには、飲食ビジネスとして展開するより、長く愛される店づくりをしたいという川崎氏の姿勢がうかがわれる。 「お客様が来られたときに、いつも同じ人が接客すると安心感があるじゃないですか。スタッフはみんな長く働いてくれています。飲食の仕事の良さは定年がないこと。本人さえやる気があれば、続けられます。古い家具に趣があるように、若い人には出せない味があっていい。『あの店に行けば、みんな知っている。安心できるんだよ』と言われるような店づくりを目指しています」

 店舗運営を任せられる人材も育ち、時間的なゆとりもできた今ではスタッフと定期的に食事に出かけるようにしている。一人ひとりの相談に乗り、将来の夢をサポートしたいと考えているからだ。店を立ち上げたとき、掲げたという「3つの目標」もいよいよ実現しようとしている。

「1つ目は社員と熱海旅行をすること。2つ目はグアム。3つ目はいつか全員でクロアチアに行こうというのが目標でした。一泊旅行に始まり、ここ3年くらいは毎年、セブ島など海外リゾートに出かけています」

 今年5月、クロアチアへの社員旅行を予定。クロアチア料理に携わりながらもスタッフの大半は未だ訪れたことがない。現地を体験すれば、さまざまな良い影響がもたらされるだろうと、川崎氏は想いを巡らせる。 「実際に行ってみると、クロアチアに対する思い入れも違ってくるでしょう。その想いをイベント開催につなげたい。現地の人たちやシェフも巻き込んで、楽しいことをやりたいですね。その次は日本食を披露するなど、みんなとクロアチアでイベントをしに行きたいと思っています」

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Dobro(ドブロ)

住 所:東京都中央区京橋2-6-14 日立第六ビル1F

電 話:03-5250-2055

時 間:月~金 11:30~14:30、18:00~23:00
土日祝 11:30~14:30、17:30~22:00

定休日:年末年始

交 通:JR・地下鉄「東京駅」徒歩10分、地下鉄「京橋駅」徒歩3分

H P:http://www.dobro.co.jp

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文:西田 知子 写真:ボクダ 茂

2017年02月16日 掲載

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